2008年11月に読んだ本

先月読んだ「最後の鐘が鳴るとき」以来、コラボ小説というのが結構気に入って、「まい・いまじね~しょん」、「MW号の悲劇」に「“文学少女”はガーゴイルとバカの階段を昇る」と読んでみた。電撃の二冊はテーマ、言葉縛りでいろいろな作家が書くもの。ファミ通のは他の作家のシリーズに自身のキャラを登場させるというもの。後者は両方知っているともっと楽しかったのだろうけど、一方だけ知ってても面白かった。
「剣客商売」はとうとう番外編も読み終わってしまった。でも、「仕掛人・藤枝梅安」が、思ってたより「剣客商売」と近い感じだったので、よかったような残念なような。そろそろこちらも読み切ってしまいそうなので、「鬼平」に手を出すときが近づきそう。

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2008年10月に読んだ本

池波正太郎の「剣客商売」の正編を読了したので、「仕掛人・藤枝梅安」に手を出し始めました。思ったより暗い雰囲気はなかった。「剣客商売」では、手足が切り落とされたり、映像にすると結構残虐だったりするシーンがときどきあったけど、「仕掛人」の方は梅安が針で殺しをするものだから、逆にそういうシーンが少ないかな。
「境界線上のホライゾン」はひさびさに読む川上稔の新シリーズ。「終わりのクロニクル」も独自の世界で、あまり読みやすいものではなかったけど、こちらもそんな感じ。でも、何故か読んでしまう。高野史緒の本も久しぶり。その「赤い星」だけど、いろいろ詰め込んだみたいで、ちょっとお話がわかりにくかったかも。
笹本祐一が新シリーズスタート。「ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)」って、なんてタイトルだ。親の跡を継いで宇宙海賊をする女子高生のお話。竹本泉のマンガにも、そんな話があったと思ったけど、タイトル失念。

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2008年9月に読んだ本

“文学少女”シリーズ完結。いろいろ、いろいろあったけど、収まるべき鞘に収まったって感じかなぁ。良い終わり方でした。あと、外伝だか、短編集が出る予定だそうです。
「健脚商売」も正編読了。池波先生が亡くなったため、ここまでってことみたい。一気に読んでしまったけど、若干飽きみたいなものを感じつつも、続き続きって読み進めてしまった。もっと、ゆっくり読んだ本が良かったかも。
なんだか後編が出るのを待ってたり、一気にいっぱい出たりで「神曲奏界ポリフォニカ」だけで今月は4冊。数が増えてきたためか、他の色の登場人物とか、かなり頻繁に登場するようになったきた気がする。こういうのも、シェアードワールドの面白さだな。

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2008年8月に読んだ本

新(?)シリーズがいくつか。
「お釈迦様もみてる」は「マリア様がみてる」の姉弟編。どこから始まるのかと思ったら、マリみて無印より時間的には前で、高校入学時点からでした。タイトルからして花寺の学園祭かなと予想してたんですが、「紅か白か」は別の意味でした。BL的要素が多かったどうしようかと思ってたけど、普通に面白かったので続きが楽しみ。
「ヴァルプルギスの後悔」は「ブギーポップ」に出てくる炎の魔女メインの物語。いまのところ「ブギーポップ」シリーズより話がわかりやすい感じ。
「アカイロ/ロマンス」は藤原祐と椋本夏夜による新シリーズ。口絵に登場する人物がみんないきなりアレな急展開なんだが、これからどうなるんだろう。

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2008年7月に読んだ本

先日大元帥がご逝去された。その前から刊行予定はあったため追悼企画というわけではないが、幻と言ってもいいんじゃないかっていう「キャプテン・フューチャー」の公式外伝「風前の灯! 冥王星ドーム都市」。スペオペっていうのはこういうのだな。細かいことを気にして読んではいけない。
「レンタル・マギカ」はとりあえず既刊制覇。
いまさら「剣客商売」を一気に読み進めてて、だいたい半分くらい。
「スカイ・クロラ」シリーズ読了。う~ん、シリーズ通して何がテーマなのかいまいちわかんななかった。もしかしたら空を飛ぶ浮遊感みたいなものを描きたかったのかな。キルドレの扱い方がちょっと中途半端だったように思う。

  • 三田誠: レンタルマギカ 妖都の魔法使い, 角川スニーカー文庫, 角川書店, 2007. (bk1)
  • 三田誠: レンタルマギカ 魔法使いの記憶, 角川スニーカー文庫, 角川書店, 2007. (bk1)
  • 三田誠: レンタルマギカ 魔導書大全, 角川スニーカー文庫, 角川書店, 2007. (bk1)
  • 三田誠: レンタルマギカ ありし日の魔法使い, 角川スニーカー文庫, 角川書店, 2008. (bk1)
  • 野田昌宏: 風前の灯! 冥王星ドーム都市, 創元SF文庫, 東京創元社, 2008. (bk1)
  • 多崎礼: 〈本の姫〉は謳う3, C・NOVELS Fantasia, 中央公論新社, 2008. (bk1)
  • 森博嗣: フラッタ・リンツ・ライフ, C・NOVELS, 中央公論新社, 2005. (bk1)
  • 森博嗣: クレィドゥ・ザ・スカイ, C・NOVELS, 中央公論新社, 2005. (bk1)
  • 池波正太郎: 新妻, 剣客商売六, 新潮文庫, 新潮社, 2002. (bk1)
  • 池波正太郎: 隠れ簔, 剣客商売七, 新潮文庫, 新潮社, 2002. (bk1)
  • 池波正太郎: 狂乱, 剣客商売八, 新潮文庫, 新潮社, 2002. (bk1)
  • 池波正太郎: 待ち伏せ, 剣客商売九, 新潮文庫, 新潮社, 2003. (bk1)
  • 御堂彰彦: 付喪堂骨董店4 “不思議”取り扱います, 電撃文庫, アスキー・メディアワークス, 2008. (bk1)
  • 大迫純一: 神曲奏界ポリフォニカ リライアンス・ブラック, GA文庫, ソフトバンククリエイティブ, 2008. (bk1)
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に解 第一話 ~目明し編~(上), 講談社BOX, 講談社, 2008. (bk1)
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に解 第一話 ~目明し編~(下), 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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2008年6月に読んだ本

積ん読状態の本をかなり消費しつつある最近。
「ブギーポップ」シリーズ既刊読了。まとめてある程度読んで初めて気づいたけど、出版順と時系列は一致してないんだ。
一年半ほど前に入院したときにお見舞いにいただいた(というかリクエストして買ってきてもらった)「剣客商売」。五冊いただいたんだけど一冊読んでなかったのも。やっぱり面白いなぁ。続きも読もう。

「直木賞受賞第一作」と帯にある桜庭一樹の「荒野」。読了後奥付を見ると、これ「荒野の恋」の第三部を書き下ろして、一冊にまとめたものだったんだ。「荒野の恋」は第二部まで出ていて、完結編の第三部が出たらまとめて読もうと思っていたんだが…。こちらに収録された分は加筆訂正もあるみたいだから全く同じってわけではないだろうけど、既に買ってある二冊はどうしようかな。

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2008年5月1日~31日に読んだ本

引っ越しをして環境が変わったためか、いつもよりいっぱい読んでいます。

「銃姫」、「紅」、「あそびにいくヨ!」とちょっと久しぶりなものも多かった。
その「紅」、上巻が出てしばらく下巻が出るのを待たされたんですが、「えぇ、ここで終わり?」ってな感じ。タイトル通り醜悪な話なのだが、この先救いのある話になって欲しいな。変なところで切られてるのでちょっと印象が悪いまま読了。一方、実は背景に踏み込むと結構醜悪だったりする「スプライトシュピーゲル」、「オイレンシュピーゲル」は、あまりそういう印象を残さない。この二つ、クライマックスが近づいているっぽく、だんだん重なりが大きくなってきていて、その辺りも楽しみの一つ。
大分前に手に入れてまだ読んでなかった桜庭一樹の二冊。これファミ通文庫で出す内容なかなぁ、なんて思ってたら「赤×ピンク」はスニーカーではない角川文庫で再刊されてる。直木賞受賞でいろいろ動いているようです。

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2008年3月1日~29日に読んだ本

もうすぐ三月も終わりそうなので、今月読んだ本をまとめて。

「ひぐらしのなく頃に」はとりあえず出題編(だっけか?)完結。なんかゲームのシナリオをそんまんまって感じで、一つの話は一つのルートみたい。友人に「Fateだったら許せるというか、そうでないと話がわからん」と言ったら、「思い入れの違いだろう」と返された。その通りです。
  • 大迫純一: 神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック, GA文庫, ソフトバンククリエイティブ, 2008. (bk1)
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に 第三話 ~祟殺し編~(上), 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に 第三話 ~祟殺し編~(下), 講談社BOX, 講談社, 2008. (bk1)
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に 第四話 ~暇潰し編~, 講談社BOX, 講談社, 2008. (bk1)
  • 笹本祐一: ARIEL 02, ソノラマノベルス, 朝日新聞社, 2008. (bk1)
  • 細音啓: 全ての歌を夢見る子供たち, 黄昏色の詠使いV, 富士見ファンタジア文庫, 富士見書房, 2008.
  • 佐藤大: 脳Rギュル2 ショートツ心臓とヤネ裏のタマゴ, ガガガ文庫, 小学館, 2008. (bk1)
  • 長谷敏司: 円環少女(7) 夢のように、夜明けのように, 角川スニーカー文庫, 角川書店, 2008. (bk1)
  • 西尾維新: 零崎曲識の人間人間, 講談社ノベルス, 講談社, 2008. (bk1)
  • 竹井10日, 美水かがみ: らき☆すたオンライン, らき☆すた, 角川スニーカー文庫, 角川書店, 2008. (bk1)
  • 高千穂遥: ダーティペアの大帝国, 早川書房, 2007. (bk1)

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虎よ、虎よ!

「ジョウント」(=テレポーテーション)が普通の交通手段になった未来、ガリヴァー・フォイルは宇宙船《ノーマッド》で彷徨っていた。そこに一隻の宇宙船が近づいてくるが、彼の救難信号を無視して去っていってしまう。宇宙船の名前は《ヴォーガ》。フォイルは復讐を誓い、生きのびるためにもがきはじめる…。
最近、新装版が出た古典SF。そう言えば読んだことなかったなと思って、今更ながら読んでみた。
タイトルからして勢いがあるが、内容も同様に勢いのある迫力のあるものだった。これが書かれたのは1956年。この頃のSFの代表みたいなものだろう。読み返すときっと突っ込みどころ多数なんだろうけど、そういうことを考えないで勢いで楽しむのが正しいのだろうな。
  • アルフレッド・ベスター: 虎よ、虎よ!, ハヤカワ文庫SF, 早川書房, 2008. (bk1)

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2008年2月4日~23日に読んだ本

今まで一冊毎に読んだ本についてちょっと一言(最初は感想だったけど、だんだん手抜きに…orz)書いてきましたが、書いてない分がたまりすぎてしまったので一括して、シリーズものは手抜きの方向で。

桜庭一樹の「私の男」は直木賞受賞。 おめでとうございます。

これで読者が増えるのは良いことだけど「GOSCIK」とか続きも忘れないでね?
「フェイト/ゼロ」完結。

結末がみんなに知られている物語の課程を描くのは、なかなか大変だと思うのだけど、一読者が言うのはおこがましいと思いますが、見事描ききったという感じです。読んでいて「かっこいい」と素直に言える小説でした。

「マップス・シェアードワールド」は作家陣で購入したのですが、面白いなぁ。なんでマンガ読んでなかったんだろ。それで読んでみようと思ったら、既に新品では手に入らない?久々に古本屋巡りだな。

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グロリアスドーン アイキャッチ1「今日のティセ子さん」

短編集、というか本編で描かれていないところを補完する感じの外伝みたいな感じ。しかし、今のところ本編もシリーズとしてどんな話になっていくのか、まだ見えてないので、ことさら外伝ってわけでもないのかもしれない。
なんか本編よりティセの不思議さ加減がパワーアップしてるように思えるのは、久しぶりだからか、短編集故か。
ここで現れた「姫」を自称するキャラは本編にも出てくるんだろうなぁ。それで、シリーズとしての展開になにか見えてくるといいかも。

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とある魔術の禁書目録15

表紙が黒いけど、中身も黒い。
学園都市の暗部をひたすら描いた巻。中途半端になってないところが清々しい。帯にあるとおり主人公は登場しないし、魔術サイドの人たちも登場しない。それ故乾いた感じで展開しつつも、悪党はいるけど悪人はいないといういつもの感じも崩れていないところが良いな。

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レンタルマギカ ~魔法使いVS錬金術師!~

魔法使い派遣会社〈アストラル〉に〈協会〉から先代社長から後継者への預かり物があるとの連絡が入る。しかし、その受け取りに異を唱える錬金術師が現れる。彼、ユーダイクスは〈アストラル〉創設メンバーの一人だった…。
一巻もそうだったけど、サブタイトル、嘘ではないんだけど、なんか間違ってる気がする。これではかられる内容ではないな。まだ二巻目だから今後どうなっていくかはわからないけど、どうもサブタイトルから予想されるような軽い展開ではなく、結構いろいろと深い話のように思える。
  • 三田誠: レンタルマギカ ~魔法使いVS錬金術師!~, 角川スニーカー文庫, 角川書店, 2005. (bk1)

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ひとにぎりの異形

今回の異形コレクションはいつものようなテーマはなし。ただし、ショートショート縛りってことで、総勢81名による競演。10周年記念もあってか執筆陣がいつもに増して豪華だ。
多すぎるので書いている人全員は紹介しないけど、個人的にかなり久しぶりに読む人だと、新井素子、大場惑、久美沙織、藤井青銅、眉村卓、横田順彌、渡辺浩弐とかとか。梶尾真治、草上仁、山田正紀なんかのショートショートってのも初めてだったり久しぶりだったり。
新井素子は文体変わっていないなぁ。それとは別に「ノックの音が…」って始まりのがいくつかあったのがなかなか。ショートショートというと、やっぱり星新一なのだねぇ。
  • 井上雅彦編: ひとにぎりの異形, 異形コレクション, 光文社文庫, 光文社, 2007. (bk1)

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黒蜘蛛島

カナダの大都市バンクーバーで見つかった二人の日本人他殺死体の出張捜査にやってきた薬師寺涼子と泉田準一郎。現地の警察官に状況を聞いている最中に日本の総領事が逮捕されるが…。
新書版で既に読んではいるのだが、いつものごとく垣野内成美のイラスト目当てで。
いつものように政治的な皮肉ネタもあるのだが、四年前のネタ故か若干風化してる感じが否めない。以前はこれはこれで楽しみの一つだったんだけど、最近ちょっと冷めた目で見るようになってきてるかもしれない。

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レンタルマギカ ~魔法使い、貸します!~

父が失踪したため二代目社長に就任することになった伊庭いつき。だが、その会社は魔法使い派遣会社だった…。
ちょっと前の本で、アニメにもなっていたりするけど、全然内容もしらなくて、帰省中持ってきた本が尽きたため近くの本屋で購入して今更読み始める。
もっと早くから読んでおけばよかった。本当かどうかはわからないけど、こういう本物っぽい魔術の蘊蓄が描かれてる話に餓えていたので、これはぴったりだった。
まだ第一巻しか読んでないけど、この調子で進んでほしいな。とりあえずは、続きを手に入れよう。
  • 三田誠: レンタルマギカ ~魔法使い、貸します!~, 角川スニーカー文庫, 角川書店, 2004. (bk1)

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君の歌は僕の歌

ビルのエントランスのガラスを蹴破った少女が新留警察署連れてこられた。彼女は女の子オンリーの何でも屋ガールズ・ガードの一人だった…。
初期の桜庭一樹の小説なんだが、若いなぁ、いろいろと。

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“文学少女”と月花を孕く水妖

夏休みのある日、心葉は半ば拉致されるような形で麻貴の別荘に連れてこられた。そこでは遠子が待っていた…。
番外編ということで、時間的には2巻目の後くらい。
これまで顔は見せつつも、あまり本編に深く関わってこなかった麻貴の話なんだけど、あえて番外編にした理由というのもちょっとわからないな。
完結が近そうなせいか、今回太字の部分が結構重要そう。シリーズ自体が終わった後の手記っっぽいのだけど、いろいろ想像がかき立てられるなぁ。

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狼と香辛料 VI

利益を取り返すため、ロレンスとホロは船で逃げたエーブを追いかける。その途中、偽の通行証を掴まされた少年コルを助けるが…。
船での道中がメインなためか、いつもより商売っぽい話が少なめ。ホロの故郷から遠ざかる方向に向かったりと、なんとなくインターミッション的な巻だった。その分てわけでもないけど、新要素追加で、次巻から新しい展開になりそうな予感がする。

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モノケロスの魔杖は穿つ4

完結編ということで、いろいろ、いろいろ物語が収束しているのだけど、やっぱり最後までお話の中に入っていけなかったなぁ。
設定も好みといえば好みだし、キャラも立ってるんだけど、どうもうまいこと世界を取り込めなかった。う~ん、最近複雑な話が読めなくなってきたんだろうか。

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ニワトリはいつもハダシ【両A面】

なんか、ソノラマは最近、過去の資産だけでやってるのかっていうほど、復刊ばっかり。
これもその一つで、「ニワトリはいつもハダシ」ってこんなに厚かったっけと思ったら、【両A面】てのは、【雑誌版】と加筆訂正した【補完版】を両方収録してるってことで、だからなのか。
火浦功の新刊というのは、もう不可能の代名詞でもよいのかなってくらいな状態かもしれないけど、出ないかなぁ。ただし、これだけ出てないと脳内での理想が高まりすぎて、実際に出たらそれなりにおもしろくても、つまんないってことになりそうで怖い。
  • 火浦功: ニワトリはいつもハダシ【両A面】, ソノラマノベルス, 朝日新聞社, 2007. (bk1)

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ARIEL 01

「ARIEL」の修正版、書き下ろし短編付き。
本編はもちろんだけど、この書き下ろし短編「マイナス1話 はじめて歩いた日」が良いな。本編前日譚で、みゃあちゃんがまだ高校生の頃の話で、タイトル通りの話って言えばそれまでなんだけど、なんかいい。
本編も、20年前と大きく変わってないけど、色あせることなく、今読んでもおもしろい。
毎回、今回みたいに書き下ろしがついたりするともっと嬉しいけど、どうなるのかなぁ。

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疾走!千マイル急行

大陸を横断する豪華列車「千マイル急行」。東へと旅立つその列車には隠された目的があった…。
レールの上しか走れない列車だからこその冒険物語。その物語も予想もつかない展開で終着点が見えないところが、読んでいて楽しかった。
鉄っちゃんてわけではないけど、鉄道の旅ってけっこう好きなのだよね。こんな豪華寝台列車の旅なんてしたことないけど、ちょっとしてみたい。日本だと北海道にい行くやつくらいしかないかぁ。でも、一度乗ってみたいな。
なんとなく昨年末から小川一水づいてるな。ちゃんと他のも読んでみようかな。

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れじみる。Junk

【虚軸】に関する事件がすべて終わり、平穏な日常が戻った。今日は学園の文化祭。
完結した「レジンキャストミルク」の外伝短編集。文化祭の様子を合間に挟みつつ、過去の話とかいろいろ。
その中で、第4話の「ありがと、ばいばい。」は書き下ろしで、直接本編からつながってるお話なんだけど、これが良かったなぁ。蜜の補完みたいなものなので、本編のエンディングにはならなかったのだろうけど、これが本編のエンディングでも全然OK。
藤原祐は新シリーズはファンタジーになるみたいだけど、椋本夏夜はまた絡んでくるのかな。今回、椋本夏夜はイラストだけでなく原案協力もしてるみたいだし、この二人の組み合わせは楽しみだ。

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時砂の王

西暦248年、物の怪に襲われた卑弥呼を救ったのは、使令に伝えられる“使いの王”だった。彼は、地球外生命体に襲われ滅亡した未来の地球からのメッセンジャーだった…。
壮大な時間SF。時間ものというと最近は梶尾慎治をよく読んでたけど、それとはまた違ったスケールのお話で、よりSF的という感想を持った。
ハードな叙事詩の面もあるけど、一人の人格としての“使いの王”を描いているところも良いな。
割と薄い本なのだが、こういうテーマだと、海外SFなんかは妙に厚くなりそうだな。これくらいの厚さの方が読みやすくていいけど。

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マリア様がみてる キラキラまわる

祐巳と祥子のリベンジ遊園地デート。三年生を送る会の勢いで、いつものメンバー全員で行くことに。当日、祐巳の家に迎えに柏木の運転する車で現れた祥子だったが…。
まぁ、予想通り、全作のお勉強さっちゃんは運転免許のためだったのだけど。
若干の姉妹間のトラブルとそれの解決って感じで、なんか、このシリーズ延々と続きそうな様子が醸し出されてるなぁ。あまりに人気が出すぎて、終わらせ方を迷っているんじゃなかろうか。飽きたわけではないけど、このマンネリ感をなんとか打ち破ってほしい。
なぜか唐突に志摩子さんの出生の秘密が明らかになったりしてたけど、これは何かあるのかなぁ。
  • 今野緒雪: マリア様がみてる キラキラまわる, コバルト文庫, 集英社, 2007. (bk1)

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煌夜祭

十八諸島の世界を巡り、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩く語り部。彼らは、年に一度の冬至の夜、島主の館に集い、夜を徹して話しをする。それが煌夜祭。その年、すでに住むものいなくなった島に二人の語り部がやってきた…。
〈本の姫〉は謳う」がなかなか良かったので、他の本もと思って読んでみた。あとがきでは、この時点で「〈本の姫〉は謳う」はすでに書き始めていたみたい。
なかなか大がかりな箱庭世界が舞台で、目次とか書き出しから、短い話がいっぱいな感じかなと思ったら、背後に深いテーマがあったりで堪能できた。これはこれで完全に完結してる話なので、それも美しさの要因かもしれない。

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踊る世界、イヴの調律

休み明けの試験中、クルーエルが倒れる。保健室に運び込まれるが、いっこうに目を覚ます様子がない。ネイトはずっと付き添って看病をするが…。
さらにいろいろと伏線が現れ、なかなか複雑な物語になってきて、どんな展開になるか楽しみ。その分、物語としてはあんまり進んでないけど、それでも見せ場はいっぱいで一気に読めるけど、そうするのがもったいないっていう良い状態だった。
どうも次が一つの山場になるらしいので、二月刊行が今から楽しみ。

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神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター

街のゴロツキに襲われかけている少女を見かけ、助けに入ったレオン。ゴロツキを追い払ったレオンを見た彼女は、その姿を確認して叫ぶように言った。「お願い!妹を助けてください!!」
黒シリーズで、準主役級のレギュラーになりつつあるレオンの物語。外伝的な扱いなのか色はなし。でも、イラストも違う人とは思わなかったな。
黒は警察、こちらは探偵ってことで、似たようで全然違うところがおもしろい。裏表紙には「新シリーズついにスタート」ってあるけど、これで終わりではないってことか。期待していいのかな。
ところで、ここのところ黒シリーズしか出ていないように思うんだけど、他の色はどうなったの?

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暗黒は我を蔽う 夜の騎士

〈向こう側〉から戻ってきた市警の騎士ベン。日常が戻ったかに見えたが、突如シティに墜ちてきた流星によって、また…。
「暗黒は我を蔽う」の完結編であり、「マジカル・シティ・ナイト」の最終巻。長かったな。
最近の朝松健は時代物が多いけど、デビュー当初は魔術ものが多かった。その魔術ものの最後のシリーズがこれになるのかな。どっちかというと魔術ものの方が好きなので、ちょっと残念。あれ、「マジカル・ウォーリア」って完結してたっけ?

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図書館革命

敦賀原子力発電所でテロが発生した。メルトダウン等の最悪の事態は避けられたが、襲撃者は全員奥歯に仕込んだ毒で死亡。事件の詳細は闇の中だった。そんな中、その事件はある小説と状況がそっくりだったことがわかる。メディア良化委員会はその小説の作者に対して自由な著作を許すわけにいかないと身柄を確保しようと動き出す…。
なんとなく、まだまだ続くと思っていた「図書館戦争」シリーズだが、これで完結。
完結編ということでちょっとだけ大きな動きもあって、その辺も読んでいてワクワクしたところ。
帯による、2008年TVアニメ化決定とか、マンガも二つ連載とか、いろいろ展開しているようだ。
シリーズ全体を通して、恋愛ものであったり、ポリティックフィクション的であったり、アクションものであったり、いろいろな面があるお話だったが、それらがつぶし合うことなくバランスがとれててよかった。
図書館てあまり利用せず、読みたい本はだいたい買うのだけど、毎回巻頭にある「図書館の自由に関する宣言(日本図書館協会)」はかっこいい。図書館に行ってみようかって気にさせる。

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ひぐらしのなく頃に 第二話 ~綿流し編~

第一話のあの終わり方から、第二話はどうなるんだと思ったら、ある意味別の話じゃないか。アドベンチャーゲーム系でよくある、一回クリアすると別ルートへの選択肢が増えて、別のエンディングにいける、みたいな。
一巻で挫折気味だったが、とあえることをきっかけに、もう一度手を出してみることにしたが、こんな風にやり直し的な話だったのと、一巻で描かれていた設定的な部分が省かれてることで、この二巻は楽しめた。
これなら三巻もいけそう。
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に 第二話 ~綿流し編~(上), 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に 第二話 ~綿流し編~(下), 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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刀語 第十二話 炎刀・銃

右衛門左衛門の持つ炎刀・銃に撃たれたとがめ。それを見た七花は絶叫する。そして右衛門左衛門にい詰め寄ろうとするが、撃った理由はとがめの正体を知ったため。正体を確信したのは七花の不振な挙動だったと言われてしまう…。
一年間、毎月一巻の刊行されてきた「刀語」ついに完結。
基本的には毎回一つの刀を蒐集する話なのだが、正直なところ、当初、こういう刊行形態じゃなくてもいいんじゃないかと思ってた。刀を集めるだけの話ではないだろうし、そうすると後半では毎回一本というのは破綻するんじゃないかと。しかし、全巻読み終わって、この形態はテレビシリーズを見てるみたいで、これはこれでアリだなと思った。
最終回のこの終わり方は、物語としてはいいと思ったんだが、とがめの扱いに若干不満。もうちょっと、こうハッピーエンドにできなかったものかと。
  • 西尾維新: 刀語 第十二話 炎刀・銃, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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とある魔術の禁書目録14

大覇星祭が終わって、学園都市は日常に戻るかと思ったら、「迎撃兵器ショー」などきな臭いプロモーションイベントが開催されていた。一方世界ではローマ正教徒による判科学デモが各地で起き始めていた…。
直前が短編集だったので、本編は結構久しぶり。ここに来て、いまさらって感じで当麻の正体みたいなのが重要なテーマとして浮上してきた。もしかしたら、ここまではプロローグだったのってくらいな勢いで物語が進んでる。
そのあおりを受けたのは、もしかしたらインデックス?今回出番なし。ついでに、美琴?かろうじてってくらいしか出番なし。
もしかしたら、美琴は「とある科学の超電磁砲」で主役なんで本編の出番減ったりってこてゃないよねぇ。
いろいろ展開してるようで、マンガとして「とある科学の超電磁砲」の他に「とある魔術の禁書目録」も出てます。こちらは本編のまんまなのかなと思って買ってないが、レールガンの方は外伝ということで新しいお話を期待して購入。これはアタリです。

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オフィス・ファントム File2 史上最悪の奪還

インド洋に派遣された海上自衛隊の最新鋭イージス艦「しらぬい」が連絡を断った。早速捜索隊が派遣され、しらぬいは見つかるが、乗組員は一人も残っておらず、その消えたよすはマリーセレスト号事件のようだった…。
「オフィス・ファントム」シリーズ二作目。サブタイトルは「史上最?」で固定かな。
冒険アクションものとして素直に楽しめて良い感じ。
ちょっと残念なのは、登場人物が前回と同じこと。二巻目くらいだとまだなのかな。もうちょっと巻が進むといろんなメンバーが出てきて楽しめるのかもしれない。
  • 赤城毅: オフィス・ファントム File2 史上最悪の奪還, NON NOVEL, 祥伝社, 2007. (bk1)

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可憐放送部 導かれた解答

突如不気味な放送が流れたカレン坂高校。その時放送室で何者かに襲われた愁也は、その日の記憶がなくなっていた…。
「カレン坂高校」の二巻目。一巻目を読んで、続きが気になって読んでみたのだけど、あんまり謎とか展開がないなぁ。対象年齢をかなり逸脱してるのが問題かもしれないが、いまいちのめり込めない。まだ、完結してないので、続きは気になるのだが…。

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不気味で素朴な囲われた世界

串中弔士は日常揺るがしたかった。わざとお弁当を忘れてみたり、だれかに告白しようとしてみたり。そんななか、彼の通う中学校で殺人事件が起こった…。
「きみとぼくの壊れた世界」と世界を同じくするミステリー。なのだが、それよりも個人的には、言葉遊びの方が面白かった。特に最初の方の弔士とその姉の小串のやりとりは電車の中で読めないくらい笑えてしまった。楽しむという面ではそれで十分だけど、それだけだったら物語じゃなくなるってのが惜しいところだ。
  • 西尾維新: 不気味で素朴な囲われた世界, 講談社ノベルス, 講談社, 2007. (bk1)

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悲しき人形つかい

天才肌で社会的常識のない機敷埜風天と常識的な中岡祐介は高校時代からの親友だった。お互いの長所短所を補い合うような形で困ったことがあれば連絡し合うような、いわば共生関係にあった。その風天が住んでいるアパートの不動産屋からクレームが入った。同じアパートの住民から、騒音がうるさいと言われたのだ。それは「脳波誘導ボディフレーム」という、脳波を受信して人の動作をサポートする介護支援機器の開発によるものだった。開発を続けるため、引っ越した先は、二組のヤクザが抗争を繰り広げる超危険地域だった…。
ここのところ時間ものが多かった梶尾真治だけど、タイトルからは想像できなかったけど、もしかしたら久々なスラップスティック系のお話。帯に「やりのこしたことがあるでしょう。生きているふりを、してください。」なんてあったり、このタイトルだったりでウルウル系を想像したんだけど。そういう先入観があったせいか、妙に構えて読んでしまったかも。もっとバカな話だったら、途中でそのつもりになれたかもしれない。その先入観のせいもあるけど、なんとなく中途半端な感じだった。
  • 梶尾真治: 悲しき人形つかい, 光文社, 2007. (bk1)

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円環少女(6) 太陽がくだけるとき

メイゼルを助けるために、《公館》の指示に従わず地下都市に向かう仁。それは、《公館》への反逆を意味していた。師匠の鬼火、専任係官の茨姫が彼の前に立ちふさがる…。
四巻から続いていた《東京地下戦争編》が完結。どんどん、どんどん、最悪の方向に転がっていった感じだったけど、最終的には日常へ。でも、それは以前とはちょっと違った日常。
そんな感じだったので、怒濤のごとく物語が進んでいって、読んでいて息が詰まりそうで、非日常を堪能できた。
なんとなく、物語中のエピソードからも仁は《公館》に復帰できそうな感じだけど、どんな感じで続きが始まるのか。そんなにペースの早いシリーズではないので、しばらくお預けかぁ。

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刀語 第十一話 毒刀・鍍

毒刀・鍍の現在の持ち主である真庭鳳凰を追いかける、とがめと七花。そして、真庭忍軍の本拠地にたどり着いた彼らは血に濡れた里に一人佇む鳳凰を見つける。鳳凰が語り始める過去は…。
最終巻一つ前で、最終巻ではやっている余裕がないからとこれまでのあらすじがあったりで、最終巻も同じくらいの厚さなのかな。
登場人物の正体らしきものは、ほぼ出そろったし、後は否定姫との対決だけという感じだが、この時点でもまだ終わり方が見えない。それはそれで楽しみがあるので嬉しい。後一巻、楽しみだ。
  • 西尾維新: 刀語 第十一話 毒刀・鍍, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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〈本の姫〉は謳う1

空に島を浮かべ楽園を築いた天使たち。しかし、一人の天使が『文字の精霊』を解放し、楽園は地に落ちた。この日を人々は『滅日』と呼んでいる。そのとき、大陸中に散らばった文字(スペル)を探し回収するために、アンガスは〈本の姫〉と旅をしていた…。
タイトルに惹かれて購入の初めて読む作家。どうもこの手のタイトルに弱いな。
この世界、どうも一般的な文字というものがないっぽい。本は表紙に手を置いて「スタンダップ」と呪文を唱えると幻影が現れ、物語を語ったり、追体験できたりするもの。店の看板や新見聞(ニュースペーパー)は「スタンプ」というイメージを認識させるもので表されている。そして、アンガスたちが探している文字(スペル)はそれだけで力がある存在のようだ。
アンガスたちの物語と平行して、天使たちの話が綴られているが、これがどういう形で絡んでくるのかまだ不明だけど楽しみ。
結構早いペースで話が進むなぁと思っていたら、全四巻の物語のようだ。続きも書き上がって、推敲中のようなので続々と出てくるのを期待しよう。

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スプライトシュピーゲルIII

憲兵大隊の接続官の囮捜査によって明らかにされたテロの計画。それを阻止すべくMSSは動き始める。そんななか、計画の一部と考えられる国連ビル内でも内務大臣暗殺が…。
憲兵大隊の接続官といは「オイレンシュピーゲル」の方の吹雪のこと。今回はバロウ神父が向こう側に登場したりと、さらに密接になりつつある。
こちらの方は相変わらず同じ政府の別組織との確執もあって、面倒な事態が多い。今回、「オイレンシュピーゲル」の方の特甲がレベル1、こちらのがレベル2ということが判明。組織の力の差なのかどうか、今後の注目点だな。

  • 冲方丁: スプライトシュピーゲルIII いかづちの日と自由の朝, 富士見ファンタジア文庫, 富士見書房, 2007. (bk1)

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オイレンシュピーゲル参

肉体に障害を持つ子供たちが収容され、機械化そしてその訓練を行う「132養護施設」に慰問に来た涼月、陽炎、夕霧の三人と吹雪。その帰りに午後の自由時間を与えられる。観覧車に乗った涼月と吹雪の二人だったが、吹雪に異変が起こる…。
シリーズもののアニメってわけではないけど通常の装備を上回る装備登場。もともと存在していたものらしいが、これを以前に使ったときの記憶が封印されていたり、いろいろと曰く付きで今後にも影響してきそう。
三巻目になって、もう完全にこの勢いのある文体/表現手法にはまった。考えてみたら、体言止めって日記なんかで自分でもよくやってるなぁ。

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神曲奏界ポリフォニカ ペイシェント・ブラック

環状高速をオートバイで走っていたテラマ・シュレディングは何かを感じ、咄嗟に停止した。普通に止まった筈なのに何故かシュレディングは地面に放り出された。疑問に思う彼の前をバイクに乗った彼自身が通り過ぎていった…。
これ自身は特に謎というわけでもなく、一瞬にして首を切断されたため。首だけが慣性に従って前に投げ出されたってこと。
改めて思うのは黒だけでなくポリフォニカ全シリーズ通してのテーマってのは精霊と人間の関係なのだろうな。今回も一柱の精霊の人間に対する距離の取り方が事件になったのだし。主人公たるマナガとマティアの関係もいろいろありそうだ。一番最後に起きたマティアの異変なんかも今後どうなっていくのか期待したい。
でも、どうも次の巻はレオンが主役の外伝のような気がする。
ポリフォニカとしてのシリーズで月刊で刊行されているのだけど、次も大迫純一みたい。この巻が第六巻で黒が一番いっぱい出ているんだな。

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複葉の馭者

RAF予備役大尉ジョナサン・ウォーカーは、第一次世界大戦後ご用済みとなって払い下げられた複葉機ソッピーズ・キャメルを駆り、空の運び屋をやっていた…。
「バーンストーマー 大西洋の亡霊」の復刊。原版は最近読んだばかりだけど、加筆が多くて楽しめた。
もともと入っていた二話のままだけど、特に第一話「アフリカの重爆撃機」はオリジナルが結構そっけなかったのに比べて細部の描写や、エピソードも増えていて良い感じ。
一応シリーズを意識してると思うのだけど、新しい話は出るのかな。どうも次は「ARIAL」みたいだし。

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暗黒は我を蔽う 鏡影都市

暗黒に飲み込まれたトベラを救い出すため、市警の騎士ベンは〈向こう側〉に足を踏み入れる。そこで彼は自分自身の死体を見つける…。
舞台が〈向こう側〉になったため、新しいことがいっぱい。前巻がおさらい編としたら、こちらは導入編と言った感じか。
〈向こう側〉はやっぱりこちらの現実世界っぽいのだが、ちょっと違う。さらに他の世界とかも出てきて、ちょっと話の向かう先がわからなくなってきたな。どういう展開になるか楽しみ。

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大西洋の亡霊

第一次世界大戦後のイギリス。RAF予備役大尉ジョナサン・ウォーカーは、払い下げられた複葉機で運び屋をやっていた…。
笹本祐一復刊のシリーズ(と勝手に命名しているソノラマノベルス)で、この本の改題改訂版「複葉の馭者」が出たので、その前に古本屋で保護しておいたオリジナルを読んでおこうと、ひっぱり出したもの。シリーズ化を目指していたのか「バーンストーマー(1)」なんて付いていたが、多分「ARIEL」にかかりきりになったのかなぁ。続きは出ることはなかったようだ。
相変わらず趣味丸出しなところが読んでいて気持ちいい。この人の書く話を読むと、自分も出てくるアイテムが昔から好きだったように錯覚してしまうのが、読んでいてハイになれるうところであり、危険なところ。
「複葉の馭者」では改訂の部分がどうなっているかが楽しみ。
  • 笹本祐一: 大西洋の亡霊, バーンストーマー(1), ソノラマノベルス, 朝日ソノラマ, 1991.

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我が家のお稲荷さま。7

前巻も一年ぶりだったように思うけど、また今回も一年ぶり。年刊だと思おう。
その前巻は短編集っぽかったけど、全体で一つの話だったのだけど、今回は普通に短編集かな。ただ、それぞれの話は時間通り進んでいるので、独立してるわけではないけど、全体としてのお話はない感じ。
帯にアニメ化決定ってあるから、もしかしてそれを意識してる?テレビシリーズなら、毎週一話っていうような構成だったかも。
本編とは関係ないけどラノベとしては重要なイラスト、放電映像の絵は変わったなぁ。徐々に変わっているのだろうけど、このシリーズだと一年ぶりなのでそれが顕著にわかる。個人的には昔の絵の方が好みだったりするけど、さらに変化してまた好みになることを期待。

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付喪堂骨董店3

不思議な力を秘めた道具を巡るお話の第三巻。今回は、中に入れたものが永遠に腐らない保管庫、生きている人間のように行動できる人形、思い通りの夢が見れる香炉、そしてその香炉の灰。
最後のがいつもとちょっと違うな。直接的なアンティークでないってこともあってか、最後の話は刻也と咲のお話になっていた。この二人の恋愛っぽいお話も、もどかしい感じが良いな。全体としては決してほのぼのした内容ではないのだけど、この二人の関係でちょっと癒される。

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キノの旅 XI

前巻は長めのお話だったけど、また短編&あとがき探しの通常状態に。しかも、キノの出てくる話がほとんどで、シズがほとんど出てこないという、初期に戻ったような感じ。
相変わらずブラックなところが良いです。

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AD2015隔離都市

2005年10月7日。都庁近くの大学の研究室でバイオハザードが発生した。政府は対細菌兵器用に開発中だったエアウォールを投入。新宿は隔離された。その日、隔離から辛くも逃げだし“外”に出た一樹は10年後、新宿に戻ってきた…。
桜庭一樹、オリジナルのデビュー作。SFであり、ミステリーでもある。今、読んでもそれほど違和感なく読めて、面白かった。
実は桜庭一樹をちゃんと意識したのは「GOSICK」あたりだから2005年頃。それ以来、昔のも見つけては買っておくということをしていた。これはその5年前に出てたもので、実は当時新刊で読んでいたのに気付いた。読んでる途中で、どうも読んだことがあるなぁと思っていたのだけど、本当に読んでいたんだ…。当時の感想を読むと今より評価が低めだな。

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ひぐらしのなく頃に 第一話 ~鬼隠し編~

「ひぐらしのなく頃に」は興味を持った時点でいろいろなメディアに展開していて、それぞれ数も出ていて手を出しづらいなぁと思っていたところに小説版登場。ということで読んでみたのだが、かなり挫折気味。
まだ第一話ということなのだろうが、ちょっと続きを読む気が起きないような終わり方だった。これがもっと短かったよかったんだけどな。それなりの分量を読んで、まだ第一話なのかと思うと、次に手を出しづらい。しかし、このくらいの量で挫折するとは…歳?
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に 第一話 ~鬼隠し編~(上), 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に 第一話 ~鬼隠し編~(下), 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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刀語 第十話 誠刀・銓

否定姫から得た情報から、つぎの変体刀を求めて、とがめと七花が向かった先は、陸奥の百刑場。そこは先の大乱でとがめの父・飛騨鷹比等が七花の父・鑢六枝に惨殺された土地だった…。
とうとう十本目。残る二本は既に登場しているので、本当にクライマックスに向かってまっしぐらという感じで、虚刀流の生い立ちというか、正体みたいなものも。それのせいか、どういう終わり方になるのか見えなくなってきた。このシリーズ一冊ずつは結構薄いのだけど、ここまでの伏線とか全部なんとかするとしたら、最終巻がかなり厚くなるんじゃないか。それはそれで嬉しいけどね。
  • 西尾維新: 刀語 第十話 誠刀・銓, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド

九連内朱巳は夜逃げした両親にはついていかず、一人部屋に残ってた。そこに借金取りがやってくるが、さらに、統和機構の人間も現れ、彼女をスカウトする…。
ここのところ話がよくわからなかったブギーポップ・シリーズだけど、ひさびさに普通に面白かった。霧間凪がまだ二つ名を持ってなかったり、もしかしたら今までより若干過去の話なのだろうか。そのあたりもあって読みやすかったのかもしれない。
なんだかんだで、このシリーズの未読もあとわずかになってきた。こういう展開が続くなら、良いな。
  • 上遠野浩平: ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド, 電撃文庫, メディアワークス, 2001. (bk1)

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マリア様がみてる 薔薇の花かんむり

瞳子との半日デートの翌朝、いつもより早く祐巳は学校へ向かう。普段と違う銀杏の並木道、そのさきのマリア像の前には瞳子が、二人は昼休みに会う約束を交わした…。
とうとう、やっと、ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スール誕生。長かったなぁ。ただし、この巻まるまるそれに費やしているわけではなく、やっぱり日常はあったりで、人によってはあっさりしすぎと思うかも。でも、これまでの焦らしがあるから、ほっとした気持ちのが強いかな。
それに、これがゴールというわけではないみたいだし、それも安心。祐巳と瞳子の姉妹誕生で、大団円、てのもよかったかもしれないけど、お話が続く方が嬉しい。
  • 今野緒雪: マリア様がみてる 薔薇の花かんむり, コバルト文庫, 集英社, 2007. (bk1)

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虎落笛鳴りやまず

シベリアで全滅した部隊から、六年を経て一人の陸軍少尉が生還した。その「生きていた英霊」を待っていたのは…。
倒叙形式(コロンボスタイル)というらしい。最初に犯人の側から犯行の様子が描かれ、その後、探偵側からの様子が描かれるものだとか。初めてということだが、それ以外にも、木暮十三郎ら主人公の登場シーンが少ないってのも珍しい。これには、今後よく登場すると思われる憲兵曹長・宇佐見徹の紹介的な面もあるのかな。こちらの方が出番が多かった。
このシリーズの常として、悲劇的なお話であるが、蛇足かなとも思ったエピローグでちょっと救いみたいなエピソードがあったのが良かったな。
時代も昭和になって、憲兵とか出てくると、これからきな臭い話が増えてくるのだろうか。
  • 赤城毅: 虎落笛鳴りやまず, 帝都探偵物語, カッパ・ノベルス, 光文社, 2007. (bk1)

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量産型はダテじゃない!

とある戦場で壊滅が必死と思われていた部隊。そこへ戦闘用ヒューマノイド『アルティメットドール』が一体現れる。彼の名はシュナイダー。白光の騎士、白夜、赤熱の鬼神…様々な二つ名を持つ英雄だった…。
という 話ではない、と書かれているけど、やっぱりそういう話だったかも。
タイトルからしてコメディっぽいかなと思ったけど、どっちかというと全体としてはシリアス目。そしてシリアスというよりは熱い話でもある。第19回ファンタジア長編小説大賞の準入選作ということでデビュー作になるのかな。荒削りだけど、それ故に勢いがあって、熱さを感じさせる話だった。そう言えば、ここのところ単純に熱い話ってのはあまり読んでなかったかも。
  • 柳実冬貴: 量産型はダテじゃない!, 富士見ファンタジア文庫, 富士見書房, 2007. (bk1)

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パラケルススの娘7

遼太郎が街に買い物に出たときに一人の日本人と出会う。彼の名は玄塚英慈。跡部の本家から遼太郎たちの様子を見てこいと命令されたというが、実は赤羽と青野からの間諜であると早々に打ち明ける…。
周囲には完璧っぽいイメージを見せつけているクリスティーナだけど、最近そうでもなさそうなところが徐々に現れている。そこら辺が、シリーズを通しての話の核になるのかな。前巻は番外編ぽくて、今回からまた本編復帰ということで特にそういう印象が強く残ったのかもしれない。いろいろ設定や登場人物も揃ってきた感じで、そろそろ急展開がありそうな予感。

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AKUMAで少女

ある朝、僚が目を覚ますと、目の前には自分が。その自分の姿をした誰かから手渡された鏡に自分を映すと、そこには幼なじみのゆり絵の姿があった…。
王道と言えば王道の魂入れ替わりもので、もともとのそれぞれの性格から、それぞれモテモテ状態というのも王道。ただし、ちょっと違うのは作者がわかつきひかるということで、エロ系な展開に。
でも、ちょっとやりすぎかなぁ。それを抜くと話が少ないように思う。逆にそっちを期待すると物足りないのか、若干中途半端な感じは否めないか。

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神曲奏界ポリフォニカ アニバーサリー・ホワイト

学園は冬の長期休暇となり、生徒たちは故郷へ。スノウもプリムローズと共に帰っていた。師匠に確認したいことがあるスノウは執事のルークに半日だけ休暇が欲しいと懇願するがすげなく却下される…。
休暇中でみな離ればなれとなったのでってわけなのか、逆にこのようにしたから長期休暇になったのか、今回は短編集。それぞれの故郷での姿が描かれる。
前巻までが第一部的な感じで、このインターミッションを挟んで次から第二部といった展開になるらしい。そのための伏線ぽいのも若干。その辺の展開も楽しみだな。

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創造士・俎凄一郎 第一部 ゴースト

十年前、飲酒運転で一人の少年をひき殺してしまった太田は刑期を終え、その街に戻ってきた。少年の位牌に手を合わせたいということと、もう一つ、どうしても確かめたいことがあったからだ…。
ここのところ山田正紀の小説は自分にとってわかりづらいものが多かったのだが、これは比較的わかりやすい部類に入るかな。とっつきは相変わらず現実と乖離しているようだけど、割と早い段階でちゃんと現実的、というか不可能ではない話でありそうだと思えた。いまさら思い返してみれば、山田正紀の小説ってそういうのが多い。特に最近のはそういう傾向に思える。その、現実との乖離の気持ち悪さが克服できるかできないかが、自分自身の読みやすさに繋がっているようだ。
お話自身はミステリーと言っていいのかな。ただし、タイトルにある俎凄一郎が今後も影を落としてくるのだろう。
  • 山田正紀: 創造士・俎凄一郎 第一部 ゴースト, 講談社ノベルス, 講談社, 2007. (bk1)

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刀語 第九話 王刀・鋸

江戸・不要湖が四季崎記紀の工房であったと思われるため、微刀・釵の蒐集後、その地を調べたとがめと七花であったが、思わしい成果はなかった。そのまま尾張に帰るのは政治的に都合が悪いと判断したとがめは天童に向かう…。
そろそろクライマックスに向けて展開が激しくなりそうな予感がしつつも、今回は刀と持ち主の性格もあってか、まったりとした雰囲気になってしまっている。それでも、裏では色々動きがあって、まだ正体のわからない刀は後一本というところか。一二本の刀を集める話で一二話ってのは妥当だけど、それだけの話じゃないんだから足りないよな。最終巻は厚くなるのか?まぁ、今から心配とかしててもしょうがないことだけど。
  • 西尾維新: 刀語 第九話 王刀・鋸, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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レジンキャストミルク8

芹菜を連れ戻した晶と硝子。そして、せまる最後の戦い…。
シリーズ完結。もしかしたら外伝的なのがあと一冊出るかもしれないけど、物語はこれでおしまい。
当初はダーク系な話で、でも主人公たちの無理してるっぽい雰囲気が見え隠れしていて、それが結構好きだったんだけど、徐々に見え隠れが、堂々と見えてくるようになって、さらに悲劇的な感じが増したかな。そう言えば、前作「ルナティック・ムーン」も悲劇的な面が少なからずあったなぁ。
お話も良いが、キャラクターがそれぞれ良い感じだった。【虚軸】故のエキセントリックなところもあって、それが不自然ではないおかげか。
ところで、今回のプロローグは椋本夏夜によるマンガ。口絵の番外編ではずっと描いてきていたと思うけど、本編には初めてかな。イラストだけでなく原案協力にもなっているから、もっと積極的に関わっても良いんじゃないかな。最近マンガを描かずに挿絵がメインの人が多いけど、是非椋本夏夜のマンガも読んでみたい。

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グロリアスドーン4

ティセ&広大+しょうぶ沼高校の面々ご一行は、夏のリゾート施設へやってきた。さらに、偶然にもティル&静香、ティオ&桜子も同じところへ。そこの岬には不思議な伝説があった…。
「太平洋には勝てそうな気がします」というお話でいいのか?多分、違うけど、妙にこの台詞が気に入ってしまった。 で、やっぱり、シリーズとしての話がいまいち見えてこない。もしかして、ずっとこんな日常な話なのか?なんか、過去とか裏とかにありそうなので、そんなことはないと思うけど。もうちょっと、伏線みたいなのがわかりやすく出てくると良いのだけどなぁ。

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“文学少女”と慟哭の巡礼者

ななせと一緒に初詣に行った心葉。次の約束をしたりと、距離が縮まったようだったが、その約束の直前にキャンセルのメールが。実はななせが入院したと聞き、お見舞いに行った心葉だったが、そこで思わぬ人と再会する…。
朝倉美羽がとうとう登場。今回は、太字の部分を書いている人が誰だか最初からはっきりしているし、どんな結末になるのか、遠子がどう関わってくるかが焦点って感じだった。もう裏でどろどろではなく、最初からどろどろ。そんな中、遠子だけはそういったところから無縁な感じで、それが良かった。遠子までそんな感じになってしまっては救いがないかも。
ここで美羽が登場してしまって、残るはななせ?遠子?あとがきによると番外編を一つ挟んで、卒業編で終わるようだ。ただし、「次からの」って書いてあるから、もしかしたら一冊ではないのかな?それはそれで嬉しい。

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冥王と獣のダンス

特殊能力を持った“奇蹟使い”が軍の戦略兵器となっている奇蹟軍と、過去の超科学文明の自動生産プラントが未だ稼働を続け、そこから生み出される機会兵器を軸とする枢軸軍。この二つの陣営が争いを続けている世界で、枢軸軍の一兵士トモル・アドと“奇蹟使い”夢幻が出会った…。
虚空牙によって封じられた後の地球のお話のようなので、「ぼくらは虚空に夜を視る」とかの「ナイトウオッチ」シリーズの未来のお話のようだけど、全然関係ない話と言ってもいいくらいかも。
上遠野浩平は、ここのところ「ブギーポップ」シリーズの話の展開がちょっとわかりづらくなっていたので、こっちのようなわかりやすい話も良いな。いわゆる、ボーイ・ミーツ・ガールと言っても違和感はない。

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脳Rギュル ふかふかヘッドと少女ギゴク

夢野久作の「跳訳」。「人間レコード」が主みたいだけど、他にもいくつかサンプリングしてるらしい。夢野久作は昔「あやかしの鼓」を読んだくらいかなぁ。「ドグラ・マグラ」も読んだような読んでないような。
夢野久作というとほとんど読んだことがないから、本当にイメージだけの思いこみかもしれないけど、幻想的なお話だと思うのだけど、この本はレトロフューチャーと言った感じか。同じく「跳訳」で最近読んだ海野十三の方が作家的にはそっちのイメージかと思ったが、こちらの方が昔のSFを読んでいるような感じが強い。子供の頃ワクワクして読んだお話を思い出させる。
で、子供の頃って話をしたばかりだけど、この「跳訳」シリーズはえちぃシーンを入れなければならないルールでもあるのかな。「十八時の音楽浴」にも口でってシーンがあり、こちらもにも。続きが出そうなので、それを読めばわかるかなぁ。
  • 佐藤大とストーリーライダーズ: 脳Rギュル ふかふかヘッドと少女ギゴク, ガガガ文庫, 小学館, 2007. (bk1)

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ネクラ少女は黒魔法で恋をする5

真帆に「君が魔法を使うことは知っているよ」と衝撃的な一言を発した少年は生徒会長だった。そして彼は真帆に死者を甦らせる魔法の手伝いを迫る。協力しなければ、真帆を過去の彼女に戻すと言うのだ…。
ついに最終回。と言っても、これまでも長い話というより、それぞれ完結しているのが毎回という感じではあったが、前回の短編集での悪魔が真帆の身近にいるって台詞とかあったり、あれは最終回に向けての伏線だったのだな。
全体を通すと、極端な内弁慶で趣味が黒魔法という少女が徐々に周りに目を向けていくってお話だが、この最終巻ではテーマが凝縮されているように感じる。生徒会長の脅しは、多分脅しでしかなく、本人の意識次第で人の眼なんて変わってくるというのが主張じゃないかなぁ。
キャラクターも増えてきて、多分続けようと思えばもっと続けられたのではないかと思うけど、これくらいがちょうどいいな。あと、最終章のタイトルは「ネクラ少女は黒魔法で恋をする」なのだが。王道ではあるがこれにやられた。

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小説仮面ライダーEVE

静岡県西部を震源とする地震が発生。各地に被害をもたらした。それは富士山にもおよび、山腹の一部が崩落し大きな穴をのぞかせた。しかし、真の問題はその穴の奥にあった。被害調査中の自衛隊ヘリが謎の建造物の存在を発見したのだ…。
ショッカーとの戦いから30年後の世界。新たな仮面ライダーの誕生までのお話。だけど、歴代ライダーも登場して、テレビシリーズ前の劇場版って感じかな。歴代と言っても、改造人間という設定のライダーの正統な後継という位置づけだから、当然スーパー1とか、ゼクロスまで。最近のライダーはあれはあれでいいけど、ちょっと違うからね。
ビジュアルノベルってことで挿絵がいっぱい。ただ、文章がなんか上滑りしてるような感じで、ちょっと合わなかったな。場面の説明は絵に任せてしまった方が良かったんじゃないかな。
  • 早瀬マサト, 紺野直幸, 石ノ森章太郎: 小説仮面ライダーEVE(1) 誕生篇, 講談社, 2007. (bk1)
  • 早瀬マサト, 紺野直幸, 石ノ森章太郎: 小説仮面ライダーEVE(2) 哀哭篇, 講談社, 2007. (bk1)

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可憐放送部

カレン坂高校の放送部は毎年全国大会で優秀な成績を収める実力を持った部活。歴代パーソナリティが美人揃いであることでも知られている。今代のパーソナリティを務める潮崎なちるのことを幼なじみの優月みひろは大好きで…。
という、ひびき玲音原作による甘々なお話かと思いきや、途中からきな臭い展開に。しかも完結していなかった。ちょっと様子見のつもりで買ってみたのだけど、気になってしまうので多分続きも読むと思うけど、明らかに気に入らないキャラがいるのだよね。こういう手合いで出てくる話はあんまり読む気がしないのだけどな。

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フェイト/ゼロ Vol.3 散りゆく者たち

破綻的な性格の殺人者であるキャスターのマスター、そしてキャスター自身も狂気に駆られており、聖杯戦争は思わぬ方向に転がり始める…。
サブタイトル通り、いよいよ脱落者が出始める。
それにしても、このお話というか、この文章というか、没入してしまうなぁ。解説の田中ロミオではないが、つい自分がその世界で生きているような気になってしまう。
騎乗スキルAなセイバーさん、メルセデス・ベンツ300SLなんてのにも乗れてしまいますが、どうも新しい乗り物が用意された様子。より戦闘に適したってことは二輪車かなぁ。次に期待。なのだが、次が最終巻。どんな風に終わるかは知っているけど、そこまでの過程を描くのがこのシリーズ。冬コミ予定だそうだが、いまからワクワク。

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刀語 第八話 微刀・釵

変体刀を七本まで集めたとがめと七花は一度尾張に戻る。そこで、とがめの敵たる否定姫に会い、次の刀、微刀・釵の情報を得た二人は江戸・不要湖に向かう…。
鎧もそうだったけど、今回のも刀と言えるのかなぁってものが登場。それに絡んで、否定姫がなにやら設定に衝撃を与えそうな発言をしているなぁ。そういう意味で異邦人だったのか。それが今後お話にどんなふうな影響を及ぼすのか楽しみだなぁ。
  • 西尾維新: 刀語 第八話 微刀・釵, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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カオスコープ

記憶障害に悩む作家・鳴瀬君雄は自宅で死体を発見する。そしてポケットには血の付いたナイフが。果たして自分が殺したのだろうか。一方、「万華鏡殺人事件」を追う刑事・鈴木惇一は妙な傷害事件にぶつかる。その被害者の名は鳴瀬君雄だった…。
こんな導入からは予想もつかない展開と結末。ただ、そこに行くまでが回りくどくて、ちょっとだれてしまう。もうちょっと展開が早いといいのになと思う。

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魔法使いとランデヴー

小惑星探査機《はちどり》によるサンプル回収が絶望的になったというニュースを見ていたゆかり・マツリ・茜の3人だが、マツリはそれを助けに行こうと言い出す。それとは別にSSAの中では、《はちどり》の回収が提案されていた…。
これまでは再刊だったが、この巻から(と言っていいのだよね?)新しいお話のロケットガール。あらすじに書いた「魔法使いとランデヴー」の他に短編が二つ。
で、メインのお話の主役とも言える《はちどり》はもちろん《はやぶさ》がモデル。このシリーズって何気にハードSFなのだよね。また、今回も地上のスタッフも良い感じ。
アニメに合わせて刊行の予定だったみたいだけど、若干遅れたっぽいが、そんなことより続きは出るのかが気になるなぁ。

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心霊理論

異形コレクション38巻目のテーマは幽霊。ただし、幽霊を分析するお話。
書いているのは、朝松健、井上雅彦、上田早夕里、遠藤徹、梶尾真治、春日武彦、加門七海、菊地秀行、小中千昭、小林泰三、斎藤肇、柄刀一、傳田光洋、西崎憲、平谷美樹、平山夢明、福澤徹三、藤崎慎吾、八杉将司。
枯れ尾花ではないけど、幽霊の正体を探ったり、幽霊を作る(?)呼び出す(?)、どう表現したものいだか、とにかく生じさせたり。ホラーというよりは、ホラーをテーマにした小説というのが合っていそう。
一部私的に合わない話もあったが概ね面白く(どちらかというと興味深いといった方が感想としては合っているかな)読めた。
  • 井上雅彦編: 心霊理論, 光文社文庫, 光文社, 2007. (bk1)

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神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと

四人の作家による短編集+五人のイラストレータによるコーティカルテの競演。イラストは、山本ヤマト、okama、椋本夏夜、狐印、凪良。
三田誠のは正統的な外伝みたいな感じで、レンバルトが登場。
浅井ラボのはどうだろう。救いがない話は嫌いなのだが。
神野オキナのはアリなのか?まぁ、白ポリもパラレルワールドがありな設定だから問題ないかもしれないけど。
あざの耕平のは色は無いけど新たなシリーズとしても良いかも。
シェアードワールドなのだから、世界から逸脱しない限り、こういうのもあると、いろいろな作家のポリフォニカが楽しめてよいな。

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狼と香辛料 V

ホロの故郷の伝承が記録として残っているという町レノスを訪れたロレンスとホロ。そこの宿屋で出会った商人から、その記録を持っている人物に紹介してもらうとともに、儲け話も持ちかけられる…。
徐々にロレンスとホロが近づいている感じが良い。やっぱりこのシリーズは急展開より、こういったゆっくりした心の動きがいいな。
ところでTVアニメ化決定だとか。ちょっと絵のイメージが違うかなぁ。実は今回の表紙「マリみて」の由乃んみたいだと思って、そっちの方が私的にはイメージ通りって感じなので。

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十八時の音楽浴 漆黒のアネット

海野十三の「十八時の音楽浴」、「火葬国風景」を翻案したもので「跳訳」だとか。そう言えば「超訳」なんてのもあったなぁ。読んだことないけど。
なんとなくこんな話は読んだことがあると思うのだが、それがオリジナルの「十八時の音楽浴」なのかどうだか。でも、特にそんなこと気にしないで良いかも。昭和な感じを残しつつ現代的な科学小説と言っていいと思う。
ところで帯を見ると夢野久作のも「跳訳」されているようだ。こちらも読んでみよう。

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モノケロスの魔杖は穿つ3

シリーズ3巻目。やっといろいろ正体が判明した感じ。それによって今までの人間関係もいろいろ変化しそう。
お話は大分わかるようになってきたような気もするけど、まだちょっとなぁ。しかし、もう少しつきあってみようと思うけど、佳境とか書いてあるし、もうすぐ終わる?

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トリプルプレイ助悪郎

ダブルダウン勘繰郎」と同じく清涼院流水のJDCワールドの西尾維新版。そういえば、オリジナルも読んでおこうかと思ってるうちにまたこちらの方を先に読んでしまった。
読んでいて面白いことは面白いのだけど、こういうトリックっていうのは好きになれないなぁ。本自身も薄くて、個人的には不完全燃焼気味。
  • 西尾維新: トリプルプレイ助悪郎, 講談社ノベルス, 講談社, 2007. (bk1)

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DDD2

オリガ記念病院から退院したばかりの石杖所在は昔のしがらみからSVSというゲームに巻き込まれる。ピッチャーとバッターだけというシンプルな賭ゲームだが、“シンカー”と称されるピッチャーが現れ事態が変わる。彼は、三振を取ったバッターを次々と殺していっていた…。
2巻目となるDDDだが、時間的には前巻より過去。所在の初めての「悪魔払い」となる事件のようだ。
背景とかいろいろ頭に入っていたおかげか、前巻より楽に読めた。文章も読みやすくなっているのかな。
ところで「空の境界」映画化はどうなっていたかと思えば順調に進んでいるようで12月1日あたりからとか。

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アマデウスの詩、謳え敗者の王

夏休みも終わり、新たな学期が始まるはずのトレミア・アカデミーだったが、灰色名詠事件の調査結果から、学園への侵入も懸念されるため、一時的に閉鎖することになった…。
もう完全に大きなお話の続き物になった「黄昏色の詠使い」の三巻目。前巻で祓名民という存在が出てきたが、今回も「イ短調」という組織(?)が登場。
そう言えば、色彩の乱舞というイメージばかり先行していたけど、詠び出すときに〈賛来歌〉なんてものがあったりするので、音楽もかなり重要なのだよな。
登場人物も揃ってきたし、次あたりからさらに物語がいろいろ展開していきそうなので、楽しみなシリーズ。
  • 細音啓: アマデウスの詩、謳え敗者の王, 黄昏色の詠使いIII, 富士見ファンタジア文庫, 富士見書房, 2007. (bk1)

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神曲奏界ポリフォニカ レゾリューション・ブラック

神曲博物館で開催されている『単身楽団の歴史展』を見に行こうとしたマナガとマティアだったが、そこでは殺人事件が起きていて、巻き込まれる形で捜査に加わることになった。そのさなか、マティアが倒れてしまう…。
事件も若干絡むのだけど、多分今回のテーマは精霊と人間との別れ。人間の寿命の方が圧倒的に短いため、精霊が人間を見送ることが多くなってしまう。しかも、神曲が絡んでくるため、どっちかというと精霊側から人間への思いの方が強いかもしれないのがさらに。まだ先の話かもしれないけどこの二人にもいつかそのときがってことで、タイトルのレゾリューションに繋がるようだ。

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スプライトシュピーゲルII

ミリオポリスにロシアの人工衛星が墜落、その現場に向かう途中、凰は何者かに狙撃された…。
オイレンシュピーゲル弐」のMSSサイドのお話。向こうでも、こちらの様子がチラチラ出ていたので、読んでいて、これはあのシーンかとか、そういった楽しみ方もできてなかなか美味しかった。
やっぱり文中に=とか/とかの記号がいっぱい出てきたけど、こちらが慣れたのか、作者の使い方が巧みになったのか、勢いが増して良い感じ。

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸

その街では今、連続殺人と誘拐事件が起きていた。誘拐犯の御園マユ・まーちゃんの家で僕・みーくんは一緒に暮らすようになる。それにはある過去のつながりが。そして殺人犯は…。
うまいことイメージを伝えられないけど、結構とんでもない話だな。
主人公というか語り手のみーくんが今風な、あえて言うなら西尾維新の話によく出てきそうな感じ。そのままダーク一直線かなと期待していたのだけど、読んでる途中で続刊が出ることを知ってしまったため、逆にどう落とすんだろうって感じで読んでしまった。それがなければ、若干納得できない終わり方だったかなぁ。
  • 入間人間: 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸, 電撃文庫, メディアワークス, 2007. (bk1)

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とある魔術の禁書目録SS

「SS」つまりショートストーリー。の筈なんだけど、いつもの「とある魔術の禁書目録」じゃないか。確かに短編集ではあるけど、話としてくっついていると言っていいし、新たな展開を前にした番外編というか幕間だから、普通にナンバーを付けても良かったんじゃないかなぁ。
前巻で「戦争」という言葉が現れ、次からはそういう流れになるのだろう。ここで、それぞれの陣営の立場みたいなものがちょっと描かれていて、シリアス方向にシフトしそう。でも、ラブコメ要素はなくならないよね?

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学園キノ(2)

木乃はその日の昼、カレー屋にいた。その目的はチャレンジメニュー富士山。カレー炒飯3キログラムにカレールー2キログラム、さらにトッピングとして溶かしチーズが山頂の雪を表現する一品。これを二十分以内に完食すると代金無料に加えて賞金が三千円というものだった…。
これだけの話じゃないんだけど、基本的にはこんなお話…かな。
一巻のときによくも悪くも「キノの旅」とは違うということをたたき込まれたので、それならそれでありになってしまった。それでもきっと「キノの旅」を知らないと楽しめないってのは、ある意味商売上手?

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酸素は鏡に映らない

クワガタを追って公園に来た高坂健輔は、そこで世界の支配者を名乗る男に出会う。そして、同じくそこにやってきたかつて特撮ヒーローを演じていた役者池ヶ谷守雄と、姉の絵里香とともに、エンペロイド金貨を巡る事件に巻き込まれていく…。
特に謎とか事件とか明確になってなくて、最後の解決みたいなとこで、初めて全体が見えたわ。最近のミステリーってのはこういうのが多いのか、こちらがテーマを見つけられずに読み進んでしまったのか。そういう意味で謎が解けた~的な読後の開放感みたいなのがなかったな。
明確には書かれていないけど、「ブギーポップ」シリーズを同じ世界の物語のよう。まだ未読が積ん読だったなぁ。
  • 上遠野浩平: 酸素は鏡に映らない, MYSTERY LAND, 講談社, 2007. (bk1)

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ひなた橋のゴーストペイン

「ひなた橋」。そこから大切なものを流すと、やり直したい時間へ戻してくれるという噂があった…。
恥ずかしくなるくらいのジュブナイルだけど、これがいい。最近、こういうのあんまり読んでいなかったけど、素直にウルウルできて、それでいてハッピーエンドでと、モロに好みの話だった。本を読んで泣きたい人は是非是非。
「電撃hp」に掲載されていた三つの話に、後日談的エピソードを追加したもののようだ。単に並べるより、こういう一手間がいいね。「マリみて」の短編集もそうだったな。

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つばき、時跳び

椿が多くあるためか、百椿庵と呼ばれ、百年以上たつ古い屋敷。曾祖父が買ったその家に井納惇は戻ってきた。祖父母が亡くなり、住む者のいなくなったその家で、一人作家活動をするためだ。その屋敷には昔から、女性にしか見えない幽霊が出るというが、惇は初めて幽霊を目撃する…。
なんとなく最近の梶尾真治の定番となっているっぽい、タイムトラベルもので、ラブロマンス。ここのところ短編ばかり読んでいたけど、久々の長編で堪能しました。
こういうお話って、時間を行き来する側が結構一方通行的なものが多いように思うけど、そもそもタイムマシンを発見という感じで、それをコントロールできないところが、ロマンスもののもどかしさとしての要素か。
ちょっと終わらせ方が強引な気もしないでもないけど、ハッピーエンドは好きなので、こういう穏やかな終わり方も良いか。

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奏でる少女の道行きは

トレミア・アカデミーでは、競演会での事件でダメージを負った校舎の補修のため、今年の夏期集中補講は分校の校舎を利用することになった。しかし、その近くにある研究所では原因不明の石化事件が発生していた…。
「イヴは夜明けに微笑んで」の続編。前巻がかなり完成度が高く、しかもそれで完結していたため、続きで息切れしてないといいなぁと思いつつ読んだけど、全然問題なし。後半のクライマックスでの、スピーディーな場面展開と、スペクタクル的要素も相変わらず良い感じ。
今回は名詠士とはある意味対極にある祓名民という存在の設定が生きていたな。
見落としていたけど、三巻目がもう出ているみたいなので、続きが楽しみ。

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姫宮さんの中の人

六月、この春、高校生となった星野純人は少し落ち込みかけていた。成績もぱっとせず、運動もいまいち。そんなとき、入学式で見て以来憧れていた生徒会長の姫宮ちとせがハンカチを落とすのを目撃。そのハンカチを届けて、お近づきになろうと彼女の後を追う。追いついた部屋の中には、上半身が後方に折れ曲がったちとせと、その中から現れた少女だった…。
というように、本当に中の人のお話。ここまでまんまだと逆に潔いかも。アイテムの有無によって性格が変わるって設定はよくあったりするけど、こういうのもアリか。
お話としてはラブコメ。女の子の秘密を知っちゃうって設定とか、定番の幼なじみとか、悪友的立場の友人とか。どうも続くらしく、この本では純人とちとせばっかり描かれていたけど、今後いろいろ絡んでくるのだろうな。
もしかしたら、初めて男キャラが主人公かな。

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青年のための読書クラブ

東京、山の手に広々とした敷地を誇る、伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。ここの花形のクラブ活動と言えば、生徒会と演劇部である。生徒会は西の官邸、演劇部は東の宮殿、北のインテリヤクザ、新聞部。そして南には、崩れかけた赤煉瓦の建物があり、読書クラブはそこに巣くっていた…。
その読書クラブには代々受け継がれたクラブ誌があり、その形をとったクラブにまつわるお話が五編。それぞれ独立していて、なんとなく雰囲気は「赤朽葉家の伝説」に似ている。桜庭一樹の一つのスタイルかな。
大学生くらいになればともかく、普通の高校生はこんな雰囲気じゃないよなぁと思いつつも、やっぱり高校生でないとこの話は成立しないのだろう。

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刀語 第七話 悪刀・鐚

悪刀・鐚のある陸奥・死霊山。そこでとがめと七花を待っていたのは七花の姉、七実だった。鐚の現在の持ち主は七実。七花は彼女に挑むが、あっさりと負けてしまう…。
シリーズ後半開始。ここで七実が出てくるあたりは展開として王道だなぁ。
しかし、真庭忍軍がとがめと七花に絡んでこないとお話がシリアスだ。
  • 西尾維新: 刀語 第七話 悪刀・鐚, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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きみがいた時間・ぼくのいく時間

梶尾真治のタイムトラベルものでロマンスものの短編集。既出のものばかりだけど、いくつか読んだことのないものもあったので個人的には○。
完璧にウルウルくるものより、ちょっとだけ、一歩だけ引いた感じのお話ばかり集めたようなに思える。その分、素直な感情というか感動が湧くわけではないが、心静かに穏やかに読めるという面ではいいチョイスじゃないかと思う。

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敵は海賊・正義の眼

タイタンの首都メカルークで、8人が惨殺され、「海賊を始末した」という犯行声明が届けられる。そのころ海賊課刑事ラテルとアプロのもとに同僚のセレスタンから、「海賊に間違われたから迎えにきてくれ」という通信が入る…。
プロローグがヨウメイととある自然保護活動家のやりとりだったり、その後、タイタンでベテラン刑事と実習生とのやりとりだったりで、ラテルやアプロはどうなったって感じだったけど、ちゃんと登場。でも、半分くらいかなぁ。
このシリーズはポンポンやりとりされる会話が面白いと思っているのだが、その辺は健在。前作から10年振りらしいが、全然きにならなかった。メインキャラがあとから出てきて、そこまでに雰囲気を思い出せたからかもしれない。
  • 神林長平: 敵は海賊・正義の眼, ハヤカワ文庫JA, 早川書房, 2007. (bk1)

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人類は衰退しました

人類が緩やかな衰退を迎え、地球は妖精さんのものになっていた…。
もう、本当にそんなお話。主人公は人類と妖精との間を取り持つ国際公務員「調停者」なのだけど、ゆるゆるな閑職で、しかもそれを知ってその職についたってあたりからしてユルユル。
種としての老衰を受け入れいてる感じで、妙にあがこうとしていないあたりが良いなぁ。多分、この域に到達する前にいろいろやっているのだろうけど、あえて(かどうかは知らないけど)そこを描かずに、達観したあたりを舞台にしているところがいい感じ。
  • 田中ロミオ: 人類は衰退しました, ガガガ文庫, 小学館, 2007. (bk1)

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ヘビイチゴ・サナトリウム

中高一貫の女子校で美術部の高三の生徒が屋上から墜落死した。同じ美術部に所属する海生と双葉は、先輩の死を不思議に思い、真相を探り始める。そんな中、ある国語の教師と死んだ生徒との仲が噂になり、そして、その教師も墜落死する…。
はじめて読む作家さん。四年前に出た本の文庫化のよう。
最後まで真相というか全貌が予想できなかったなぁ。途中たびたびあらわれる独り言的な部分をしゃべっているのが、もしかしたらこの人かった思った予想も全然ハズレ。ミステリとして最後まで楽しませてもらえた。

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マリア様がみてる フレーム オブ マインド

今回は「Cobalt」掲載の短編を集めた短編集。でも、いつも通り短編と短編の間の挿話的な書き下ろしがあるので、読んだことがあっても新鮮に読めるのがよい。
その挿話部分が「フレーム オブ マインド」なのだけど、これは時間的には前巻「あなたを探しに」のあたり。本編の方もそろそろ、祐巳の瞳子の関係がすっきりしてくれないかなぁ。それをしたらシリーズが終わってしまいそうな怖さもあるけど。
  • 今野緒雪: マリア様がみてる フレーム オブ マインド, コバルト文庫, 集英社, 2007. (bk1)

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神曲奏界ポリフォニカ ふゅーじてぃぶ・ぶるう

クルナのもとに、駆け落ちした精霊と神曲楽士を探して欲しいという依頼が舞い込む。珍しくまじめに仕事を始めるクルナだったが、それには彼自身も深く関わりを持った過去の「ある事件」のためだった…。
もしかしたら青シリーズの背景の一つかなってのがその「ある事件」。向かう先が見えていないのでなんとも言えないけど、もしかしたら、このシリーズが一番、人間と精霊の関係を深く追求しようとしているのかもしれない。
ところで、他のに比べて青って、仰々しい二つ名が多く出てきてないかなぁ。少しだけ出るから格好いいのであって、あんまりなんでもかんでも二つ名を付けるとかえって格好悪く感じてしまう。

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付喪堂骨董店2

付喪堂骨董店 2 期待していた続編登場。
今回は、映した世界の音を消し去る鏡、もう一人の自分が作れる仮面、他人の目に映ったものを見ることができる眼鏡、未来を写せる写真機。これらにまつわる四編。
この手の話って、ゲストが主役というかメインになるのが多いけど、このシリーズは常にレギュラーメインだってのは前と一緒。前巻では存在感はあるもののあまり目立っていなかったように思える咲が結構動いていた。なかなか普通の女の子じゃない。

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レジンキャストミルク7

レジンキャストミルク 7 芹菜を連れ戻すため行動を開始した、晶と硝子。無限回廊の許へ攻め込むが、その頃学校には新たな敵が現れていた…。
若干ダーク方面から離れたかなぁと思ったら、ダークではないけどもしかしたら悲劇的な方向にいこうとしている?
とりあえず今回の注目は殊子と蜜かな。蜜の本来の姿が現れる。完結に向けて、こういうのは王道だねぇ。

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図書館危機

図書館危機 短編集というわではないが、半ば独立した五話。テレビシリーズの一話一話に該当するようなイメージかな。「図書館戦争」シリーズというより、全体で一つのお話である長編の通過点といった感じか。
そういった意味で、キャラや舞台が自分の中にも浸透して、安定して楽しめるようになった。
まだまだ続きます。このくらいの次期が一番読んでいて楽しいかも。

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赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説 えらく読むのに時間がかかってしまった。鳥取の旧家であり、製鉄所の経営者でもある赤朽葉家の三代の女性たちを描いた…なんだろう。結果的にはミステリーではあったけど、やっぱりその女性たちを描くのが目的なお話なのだろうなぁ。大河小説っていうのが一番適当な表現だろうか。
そのミステリー部分に関しては、最後の章のメインな話でもあるのだが、話としてなければ困りそうだが、もしかしたらなくても困らないかもしれないという、ちょっと中途半端なものだった。

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オフィス・ファントム File1 史上最大の誘拐

オフィス・ファントム File1 元自衛隊レンジャー部隊出身の新人国会議員鷲沢が国会で質問に立った。しかし、その鞄の中から出てきたのは一丁のサブマシンガン。その目的は総理の誘拐だった。警視庁はSATを投入するが失敗し取り逃がしてしまう。手がかりがつかめぬ中、警視庁の服部警視監はオフィス・ファントムと呼ばれる組織に事件の解決を依頼するが、法外な報酬を呈示され席を立つ。しかし、オフィス・ファントムは既に行動を開始していた…。
赤城毅の現代ものは久しぶりかな。でも、内容はやっぱり冒険もので赤城毅らしい感じ。素直なアクションとしても楽しめるし、最後のどんでん返しもよかった。
「File 1」とある通りシリーズになるのだろうな。オフィス・ファントムは今回登場した3人以外にもメンバーはいっぱいいそうだし、楽しめそうなシリーズになりそう。
  • 赤城毅: オフィス・ファントム File1 史上最大の誘拐, NON NOVEL, 祥伝社, 2007. (bk1)

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刀語 第六話 双刀・鎚

刀語 第6話 賊刀・鎧の持ち主だった海賊団の船長に騙されたのかなんなのか、尾張に向かうはずのとがめと七花は蝦夷に向かっていた。その先にあるのは双刀・鎚。ただし、それがどういう刀なのかまだわかってはいなかった…。
それはとてつもなく重い刀でした。
これでちょうど半分。折り返しとなったわけだが、今回はメインの話より、ちらっと出てきた、否定姫とか七実とかの話の方が重要だったかも。
  • 西尾維新: 刀語 第六話 双刀・鎚, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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オイレンシュピーゲル弐

オイレンシュピーゲル 2 ミリオポリスにロシアの人工衛星が墜落した。表向き太陽電池で動作していることになっていたそれは、実は原子炉衛星だった。その原子炉を巡り、テログループが暗躍するなか、ケルベロスの3人は独立して行動することになる…。
前巻は紹介編っぽく短編集だったが、今回は長編。文体が前より落ち着いたのか、こっちが慣れたのかちょうどいい感じでリズム良く読むことができた。
相変わらず醜悪な世界ではあるが故、無邪気に楽しめるものではないけど、やっぱり面白い。
スプライトシュピーゲル」の面々との接点もちょっとだけ。7月に出るそちらの新刊ではそちらの視点から今回の事件が語られるのだろう。楽しみ。
  • 冲方丁: オイレンシュピーゲル弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!, 角川スニーカー文庫, 角川書店, 2007. (bk1)

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あそびにいくヨ!10

あそびにいくヨ! 10 前巻は去年の秋だけど、それは短編集だったの、本編としては一年半ぶりかな。
当初はほのぼの落ち物なお話だったけど、段々、外交とか、対抗勢力とか、いろいろきな臭い話になってきた。それでも、アシストロイドのおかげか、殺伐としないのが良いかなぁ。
最近は騎央の成長物語的な要素が強くなっているかも。

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クローバーに願いを

クローバーに願いを 「Tinytales」と言うように、短編の外伝集。時間的にもいろいろ。ルビーウルフが女王になる直前とか、ジェイドの修行時代とか、ミレリーナとロヴィンの出会いとか。それぞれ、本当にささいな話なんだけど良い感じ。
「1」とあるのでこういうの続けるのかな。ちょっといい話が多いので、読んでて気持ちよかったから、是非また出て欲しいな。
  • 淡路帆希: クローバーに願いを, 紅牙のルビーウルフ Tinytales 1, 富士見ファンタジア文庫, 富士見書房, 2007. (bk1)

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ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ浸蝕/ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎生

ブギーポップ・ウィキッドエンブリオ炎生 ブギーポップ・カウントダウンエンブリオ浸蝕 穂波弘はゲームセンターで中年男に携帯ゲーム機で対戦をする。勝った弘は相手のアイテムを貰うため一覧を見ていると〈EMBRYO〉という見慣れぬものが。早速それをゲットするが…。
もともとブギーポップは最後に出てくるって感じで常に動いているわけでもなかったけど、ここのところそれがさらに進んで、本当にチラっとしかあらわれなくなったような気がする。統和機構も一時いろいろ見えてきたような気がしたけど、やっぱりまたわからなくなってきたり。やっぱり、揃ってる分だけでも一気読みした方が話が見えてくるかなぁ。

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ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師

ブギーポップ・ミッシングペパーミントの魔術師 寺月恭一郎は債権者としてある家の様子を見に来る。その家の地下室では一人の青年がアイスクリームを作っていた…。
なんだか、よくわかんない導入のあらすじしか書けないなぁ。このシリーズ、読んでる間は面白くて進めていくのだけど、読み終えてみるとなんだかわかったようなわからないようなって感じになる。このもどかしさはなんとかならないものか。
  • 上遠野浩平: ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師, 電撃文庫, メディアワークス, 1999. (bk1)

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神曲奏界ポリフォニカ ビギニング・クリムゾン

神曲奏界ポリフォニカ 孤児院の屋根の上から歌が聞こえる。コーティカルテ・アパ・ラグランジェスはそれに惹かれて来た。そこでは一人の少年が歌っていた。彼の名はフォロン。コーティカルテは契約の言葉を口にしていた…。
そんなプロローグだが、本編はユギリ姉妹がトルバス神曲学院に入学する前、見学に来たところからスタート。なんだかんだ言って、コーティとフォロンの出会いと再会を描いたもので、キネティック版の文庫化のようだ。そちらに手を出すつもりはなかったので、ちょうどよかった。
本編の方がどうなっていくのかわからないところへ、あのアニメで、最新刊がこれなので、ちょっと欲求不満。早く、ストーリーの続きが読みたい。

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BLOOD+04 ナンクルナイサ

BLOOD+ 04 完結。アニメの完全ノヴェライズなので、ストーリー自身はそのまんまなわけだが、文章故の、登場人物の心の中の補完とか、段々と巻が進むにつれ、そちらの方が重視された感じで良かった。
「BLOOD」シリーズと言っていいのかどうかわからないけど、最初は「BLOOD THE LAST VAMPIRE」ってアニメだったと思う。時代的にはベトナム戦争中。デヴィッドやルイスは出てくるけど赤い盾は出てこない。どちらかというと米軍の一部門っぽかったし、原案て感じかな。話の前後なんて意識していない実験的なものではあったので、面白かったというよりは凄かったとか、かっこよかったとか、そういう感想。
小夜のストーリーとしてはこれで完全に完結しているので、できれば未来を描くような続編は出て欲しくないな。過去を補完するものであれば大歓迎。

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刀語 第五話 賊刀・鎧

刀語 第5話 賊刀・鎧を求めて、とがめと七花は九州は薩摩にやってくる。そこで行われている賭博試合で無敵を誇る西洋風の鎧に身を包んだ海賊団の船長こそが賊刀・鎧の持ち主であり、その身を包む鎧がそれだとういう…。
今回はまともに普通に展開したお話だった。その分つっこみどころは少ないけど。
ただし、やっぱり伏線というか、裏というか、いままで出てきてなかった黒幕っぽい人が登場。なんか手を広げすぎてないか?
しかし、いくら変体刀とは言え、今回のもどうよ。本当に鎧そのものって、すでに刀じゃないような。
  • 西尾維新: 刀語 第五話 賊刀・鎧, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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伯爵の血族 紅ノ章

伯爵の血族 異形コレクション37巻目にして、以外なことに初めてのテーマは吸血鬼。ヴァンパイアもの好きとしては、待ってましたな期待が。
書いているのは、朝松健、飛鳥部勝則、安土萌、飯野文彦、石田一、井上雅彦、奥田哲也、加門七海、菊地秀行、倉阪鬼一郎、小中千昭、田中文雄、速瀬れい、平山夢明、福澤徹三、牧野修、間瀬純子、三川祐、三津田信三、皆川博子、森真沙子。
思ったより素直な吸血鬼ものが多かった。吸血鬼と言えばやっぱり恐怖小説なのだろうが、最近の吸血鬼ものってホラー的要素よりも耽美的だったり、SF的であったりすのが多いような気がする。これはこの本のなかの石田一の「影武者」でもかかれているんだが。で、このシリーズはホラーなシリーズってことで、ホラー要素が強いのが多くて、なかなか良かった。
ところで、異形コレクションは八ヶ月ぶりくらいか。わざわざ「紅ノ章」ってあることは吸血鬼ものが再び出る可能性がある?
  • 井上雅彦編: 伯爵の血族 紅ノ章, 光文社文庫, 光文社, 2007. (bk1)

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円環少女(5) 魔導師たちの迷宮

円環少女(サークリットガール) 5 魔導師によって奪われた核爆弾は、列車に乗せられ東京の地下を走っていた。その列車を護る魔導師たちの一団にきずなと瑞希は連れ去られたまま。《公館》は首都壊滅の危機に際し警察と協力して事態の収拾を図ろうとするが…。
いままでは、日常と非日常を揺れ動いていたけど、非日常が日常になりつつあるなぁ。
ところで、突如現れたバイプレイヤーたちが、どうも過去つながりがあったっぽいけど、これがどう絡んでくるのか。特に寒川の父親。是非是非、かっこよく絡んできて欲しい。

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グロリアスドーン3

グロリアスドーン 3 若干話が見えつつあるような気がしないでもないけど、まだまだ、よくわかんないや。
いまさら気付いたけど、各巻のサブタイトルって四姉妹の名前にちなんでいるのね。そうすると次で終わっちゃうのだけど…。
さて、表紙はティオで、ティセの妹って設定の筈だけど、体型とかも含めて、こちらの方が大人っぽいのはどういうこと?

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“文学少女”と穢名の天使

“文学少女”と穢名の天使(アンジュ) 遠子が受験勉強のため、しばらく文学部を休部にすると宣言する。そんな中、心葉はななせと一緒に音楽教師の鞠谷の片づけの手伝いをすることになるが…。
このシリーズって、舞台的には基本的に学園もので、表に見えているところはそうでもないのだけど、裏がどろどろしてるよなぁ。今回もそんな感じ。
毎回のお話はその都度完結しているけど、背景にある心葉の心の内とか、ななせの恋とか、少しずつ進んでいて、こちらの展開も気になる。なんとなく、次あたりで新たな展開とかありそうな終わり方だったし。でも、遠子の正体だけはどうなるかわかんないなぁ。

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ムーンライト・ラブコール

ムーンライト・ラブコール うるうる系でもあるけど、どっちかというとほのぼの系の梶尾真治の短編集。惜しいのは前部読んだことのあるものばかりだったてことか。でも、かなり古い物ばかりなので、それなりに忘れてて新鮮に読めた。
最近の梶尾真治は時間物が多いイメージがあるけど、それを意識したのか、その手の話が多く選ばれているのかな。

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ブラックマジック

ブラックマジック スポーツクラブのインストラクター・ダリィは既に治っているが、覚えのない傷跡にとまどっていた。しかしある日、銃撃戦に巻き込まれた彼女は、じょじょに真実に近づいていく…。
原作・士郎正宗となっているけど、原案くらいかなぁ。かなり昔に読んだのであんまり覚えていないけど、こんな話ではなかったと思う。やっぱり士郎正宗の世界ってのは、あの絵があってのものかもしれない。

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神曲奏界ポリフォニカ ミッシング・ホワイト

神曲奏界ポリフォニカ 学園の生徒の契約精霊が次々といなくなっていた。そんな中、契約精霊ブランカとツクヨミだけが無事だったため、スノウドロップは彼らの精霊を奪ったと疑われる。さらに転校生ミナギに、本当はこの世界の人間ではないと告げられたスノウドロップはブランカに真実を問いただすがはぐらかされ、怒った彼女は契約解除を言い渡す…。
なんか結構続いていると思ってたけど、まだ第3巻なんだ。展開が早いなぁと感じるけど、どうもまだ舞台とか登場人物を整えてるってところなのかなぁ。悲劇が待ってるっぽい雰囲気もあるけど、できればプリムローズの天然ゆえのハッピーエンドに期待したい。

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GOSICK s III

GOSICK s 3 〈ベルゼブブの頭蓋〉からヴィクトリカを連れ出し、〈オールド・マスカレード号〉で事件に巻き込まれつつも、学園に帰ってきた久城一弥。彼は今日も、事件の疲れか、お腹を出して寝てしまったせいか、風邪をひいたヴィクトリカのもとに、花とお話とお菓子を届けるのだった…。
「s」なので短編集。花にまつわる、特に何でもないようなお話の真実をヴィクトリカが解き明かしていく。ときどきはこういうまったりしたものも良いな。
いまさら気付いたのだけど、「s」は春・夏・秋とサブタイトルになっていたんだ。ということは、次は冬か。

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遅れて来た魔法使い

小娘オーバードライブ 3 小石川研究所の玄関に一人の訪問者が現れた。しかし、この屋敷、設置されている警備システムに引っかからずに玄関までやってくるのは通常は有り得ないことだった。訪問者は自ら魔法使いを名乗り、のぼるの曾々祖父の道羅ェ門を訪ねてきたと言う…。
「小娘オーバードライブ」の正真正銘の新刊。久しぶりの新作のためか、妙に気合いが入って、いろいろ出てきます。科学者あこがれの台詞「こんなこともあろうかと」を平然と使うあたりもなかなか。
なんか相変わらず主人公の影が薄いなぁ。今回、下手すると出番もないんじゃないかと思ったくらい。まぁ、やっぱりと言ってはなんだけど、いいところは持って行くわけで、そこが主人公たる所以でしょうけど。
タイトル通り魔法使いが出てくるわけだが、この人TYPE-MOONの定義においても魔法使いだな。はた迷惑なあたりも。
しかし、このシリーズ主要な登場人物以外が本当に登場しない。ほとんど台詞だけで構成しても問題ないんじゃないかって言うくらい。わざとやっているようにも思えるけど、ちょっと世界が狭くならないかなぁ。
  • 笹本祐一: 遅れて来た魔法使い, 小娘オーバードライブ3, ソノラマノベルス, 朝日ソノラマ, 2007. (bk1)

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とある魔術の禁書目録13

とある魔術の禁書目録(インデックス) 13 『打ち止め』を助けるため『一方通行』は木原数多率いる猟犬部隊と激突する。そこに妙な女が現れる。彼女はローマ正教『神の右席』の一人、『前方のヴェント』、上条当麻の抹殺が目的だった…。
前巻の続きってことで、最初から最後までアクション、アクション、アクション。ちょっと殺伐としすぎ?
いろいろなものを出し過ぎたわけではないだろうけど、次あたりから展開が変わって、学園都市とローマ正教が表だって争い始めそう。否応なく、当麻とインデックスも巻き込まれていくのだろうけど、多分、どちらにも属さないような立場なのだろうな。
ところで、御坂美琴の扱いが良いような、悪いような。最近、格好いい脇役って位置ばっかりだ。彼女主役の漫画が連載されているらしいのでそっちで補完せよということでしょうか?

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ネクラ少女は黒魔法で恋をする4

ネクラ少女は黒魔法で恋をする 4 今回は短編集で、空口姉妹の話、雛浦と大河内の話、三癒と湊山の話と、夏休みの演劇部合宿の話。
このシリーズに出てくる人たちは、基本的にみんないい人なので、こういう短編集で普段クローズアップされない関係が描かれるのは良い感じ。
本編への伏線っぽく、悪魔が真帆の身近にいるって台詞があるけど、ありがちなパターンでは古本屋の店主か一之瀬琢馬だが、是非予想を外した思いがけない人というのを期待したい。ありがちなパターンであっても、それはそれで王道ということで良いけども。

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新本格魔法少女りすか3

新本格魔法少女りすか 3 「六人の魔法使い」の二人目を突破した、創貴、りすか、ツナギの3人。一人宿に戻った創貴の目の前に「六人の魔法使い」の一人、水倉鍵が現れ「仲間にならないか」と誘う…。
これまでは、連作短編っぽいシリーズだったが、前巻途中あたりから長編になりつつあって、この巻からは、もう完全な長編シリーズになってる。その分、ちょっと話が難しくなってるかなぁ。
ところで、表紙の3人、小学生なんだがそうは見えない。これまでの表紙は若干子供っぽさが残っていたのだが。
  • 西尾維新: 新本格魔法少女りすか3, 講談社ノベルス, 講談社, 2007. (bk1)

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パラケルススの娘6

パラケルススの娘 6 半月ほど前の事件の際、協力の見返りとしてジンジャーに「どっか連れてけ」という約束をした遼太郎。本人には自覚がなかったが、ジンジャーも含めて美弥子、和音ら女性たちはそれをデートと認識していた。その約束のお出かけ先のクリスタル・パレスで、展示品のスカラベを盗んだ男にジンジャーは人質として連れ去られてしまう…。
あれぇ、前巻で、急展開と思っていたのに、日常に戻ってしまった。あとがきを読むと、どっちかというと番外編に近い位置づけのようだ。次巻から本編に戻るとのことなので、期待しよう。

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フェイト/ゼロ Vol.2 王たちの狂宴

早々に多くのサーバントの真名が明らかになってしまった此度の聖杯戦争。それだけでなく、キャスターのマスターは魔術師ではなく破綻的な性格の殺人者だった。そのため神秘の秘匿など考えもせずに行動している。事態を静観できなくなった監督役は令呪を報酬に、他のマスターにキャスター殲滅を優先するように通達する…。
王様がいっぱいってことで、あんまりサブタイトルを気にはしていなかったのだけど、ちゃんと意味がありました。それもあまりに直接的な。
本編にはちょっとしか出てこないけど、口絵の凛ちゃん可愛いなぁ。

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メイド刑事4

メイド刑事(デカ) 4 梶警視正の友人の姉尾県警の神原刑事と連絡がとれなくなった。姉尾市はまったく犯罪のない街だったが、それに不審を覚えた海堂は葵に潜入捜査を命ずる。潜入先は姉尾県警本部長の桜木の家だったが、姉尾市は桜木による恐怖政治とも呼べる管理下にあった…。
今回は一冊で一話、桜木と海堂は同期でいろいろ確執もあるみたいで、劇場版とかスペシャルとかいう感じ。でも、思ったより長く感じなかったな。ただし、まだまだ黒幕は現れない。次あたりは、そろそろ劇的な展開を期待したい。

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翼は碧空を翔けて3

翼は碧空(あおぞら)を翔けて 3 戦争が終わって少しした頃、とうとう王が崩御。大きく変わったが日常が戻ってきはじめた。そんな中、アンジェラは外交の仕事も兼ねて、エグバードに留学することに。そこで、久しぶりにセシルやランディに再会する…。
全三巻の恋物語の完結。実はもうちょっとお転婆な姫様の冒険物というような話を期待していたのだが、これはこれで良いか。ちょっと物足りなくはあったが。
飛行船がいろいろと物語に絡んではくるのだけど、いまいち主役になりきれてなかったなぁ。

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神曲奏界ポリフォニカ トライアングル・ブラック

神曲奏界ポリフォニカ 殺人の現場に到着したマティアとマナガだったが、精霊課が出てくるような事件には見えない。呼ばれた理由を聞くと、被害者に覆い被さっていた男が消えるのを見たというのだたった…。
マナガに似た男が口絵にあるけど、特別な関係ではなさそう。本文中でも似てるというような記述はないし。マナガの過去とか少しは明らかになるのかなと思って読み始めたけど、アテが外れてしまった。しかし、その精霊レオンは今後も登場しそうな予感。若干暗くなりがちだった黒シリーズがちょっと変わってくるかも。

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マリア様がみてる あなたを探しに

マリア様がみてる あなたを探しに バレンタインイベントの宝探し、祐巳のカードは彼女のお尻の下だった。祥子が「お立ちなさい」と言ったのは、隠し場所がわかったからだったが、実際に祐巳を立たせたのは瞳子の「妹にしてください」と言う言葉だった。祐巳のカードは瞳子の元へ。そして、半日デートは瞳子によるミステリーツアーとなった…。 長かった妹問題もようやく決着かと思われたが、まだ引っ張ります。う~ん、まだ何かあるのかなぁ。お互いの気持ちは定まっているのだから、このまま祐巳と瞳子の姉妹が誕生して欲しいなぁ。今回の瞳子はさらに可愛くなってます。
おまけというわけではないけど、黄薔薇、白薔薇の半日デートもちゃんと描かれてます。この厚さでそんなにいろいろ入れちゃうと、やっぱりおまけみたいな感じ。出版ペースが早いのはいいのだけど、一冊が薄いから、結局変わらないんじゃ…。
  • 今野緒雪: マリア様がみてる あなたを探しに, コバルト文庫, 集英社, 2007. (bk1)

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レジンキャストミルク6

レジンキャストミルク 6 学校中を巻き込んだ事件から5日、休校状態だった学校も再開した。しかし、芹菜は連れ去られたままで行方が分からない。日常と非日常の間を揺れ動く晶と硝子だったが、決着を付けるため、二人だけで晶の父、樹のもとに向かう…。 一気に話しが動くかなと思ったら、外面的なところより、それぞれの内面の変化が著しい。ダーク方面な展開が減ってくるかなぁ。それはそれで望ましいのだが、ちょっと物足りなくなるかも。

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沈黙のフライバイ

沈黙のフライバイ 野尻抱介の宇宙開発ハードSF短編集。舞台は現代に近いものが多くて、現実とフィクションの違いがあいまいなところもワクワクさせてくれる一因かも。
「ロケットガール」ではエンジニアとか研究者はどっちかというと脇役なんだけど、この本では主役。でも、「ロケットガール」に出てくるそれらの人たちと同じようにかっこいい。この人の描くエンジニア・研究者は好きだなぁ。

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モノケロスの魔杖は穿つ2

モノケロスの魔杖は穿つ 2 ん~、シリーズ2巻目なんだが、やっぱりまだこの世界を理解しきれていないなぁ。普通に読めるし、面白いことは面白いと思うのだけど、どうも話が頭に入ってこない。まだ、主役、ヒロインが明確でないせいかも。
とりあえず、もうちょっとつきあってみよう。

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刀語 第三話 千刀・ツルギ

刀語 第3話 七花はとがめはをお姫様だっこした状態で長い石段を登っていた。その先にあるのは三途神社。武装神社とも呼ばれ、千刀・ツルギ(金偏に殺)を所有するのが、その神社の長、敦賀迷彩だった…。
第三話のターゲット千刀・ツルギは『多さ』を主題にした刀であり、その名の通り千本で一本の刀。う~ん、なんだかなぁって感じだけど、全く同じように打たれた千本の刀ってのは、もしかしたら結構凄いのかもしれない。所有者を選ぶのか、敦賀迷彩は千刀流。七花の虚刀流に似て非なる流派だったりする。
毎回がそれほど厚くない分か、各話に少しずつ七花ととがめの過去とか織り交ぜられている。そちらの展開も楽しみだが、すっかりやられ役になってしまった真庭忍軍が哀れだが、笑いを誘う。
  • 西尾維新: 刀語 第三話 千刀・ツルギ, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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その本、開くことなかれ

その本、開くことなかれ すべての問いに対する答えが書かれているという『真理の解』がもうすぐ現れるらしい。この本はその膨大な情報量故もっとも危険な戒書の一つとされていた。そして、回収指令が月詠読破に下される…。
帯に「死書、解禁」、表紙を見てもわかるように遂に読破の持つ書の封印が解かれる。その辺もあったり、ターゲットの『真理の解』のすごさもあったりで、ここで一区切りのようだ。でも、楠本綴の力の片鱗みたいなものも出てきたり、まだ完結ではない様子。
なんとなく、綴はますます読子・リードマンに近づきつつあるような。紙使いではないけど、案外最強かもしれない。
異界図書館の館長が登場するわけだが、学校の普通の司書の真由が正体なんじゃと妄想してみたり。全然そんなことかかれていないんだけどね。
  • 十月ユウ: その本、その本、開くことなかれ, 戒書封殺記, 富士見ファンタジア文庫, 富士見書房, 2007. (bk1)

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燃える地平線

燃える地平線 伊集院従吾たちは、前回の北極冒険の際に、自らの腕と引き替えに皆を救ったロボット・ベンケイの修理を海軍工廠で行っていた。そこに、インドの導師ラマ・ラニ師が現れる…。
遂に完結。最後の舞台は、半分予想があたって、南米アマゾンの奥地。やはり、この時代の冒険物は良いなぁ。秘境が本当に秘境であった。
若干引っかかるのは何故、従吾がこういった事件に関わってしまうかの説明。蛇足じゃなかろうか。楽しい冒険物であればそれで良いのよ。

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神曲奏界ポリフォニカ えきさいと・ぶるう

神曲奏界ポリフォニカ 精霊至上主義現実派のリーダー、ハイディに天才神曲楽士シーヴァル・リグルスを下僕にするように命令されたルーファだったが、何故か、リグルスの兄クルナのところに転がり込んでしまう。しかし、そこで神曲どころかクルナの演奏(?)する怪音波によってルーファは彼の召使いとなることを約束させられてしまった…。
「神曲奏界ポリフォニカ」の新シリーズ青のスタート。「まぁぶる」で、どうかなぁと思っていたが、思ったより受け入れられるし、思っていたよりシリアス気味。
時代的には赤黒と同じだと思うけど、今回は他のキャラの登場はなし。若干離れた場所が舞台っぽいので、あんまり関係なく進むかもしれないけど、ダンテがキーワードに絡んで来そうな予感。青も引き続き読んでいこう。

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魔道師と邪神の街

魔道師と邪神の街 ヴェネツィアから拉致されたセバスティアーノを追って、柚ノ木透子たちはトリノに。彼の手がかりを求めて、秘密結社「黄金のホルス」主催のパーティに潜り込む…。
今回は、みんなバラバラに行動していたためか、何か全体にこれと言った見所が印象に残っていないなぁ。話が広がりすぎているのかもしれない。ヴェネツィア編、トリノ編、ローマ編の三部作で、その真ん中だから仕方がないのかもしれないが。次巻のローマ編でクライマックスらしいので、そこでの展開に期待。

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狼と香辛料 IV

狼と香辛料 4 ホロの故郷への道を知っている人がいるという修道院を探して、その場所を知っているという司祭がいる村に行くロレンスとホロだったが、その司祭は既に亡くなっており、跡を継いだ少女エルサはそのような修道院は知らないという。しかし、どうも態度がおかしい。実は、その村は存続の危機にさらされていた…。
前巻で、ちょっと接近したかなって感じのホロとロレンスだったが、いきなり平謝りのロレンスから始まったり。だけど、確実に接近している様子。
このシリーズ、商人の話なので毎回それに関わるところが一つの主題だったのだが、今回はちょっと違ったかな。それでも、ロレンスが商人であるところはちゃんと押さえていて、見せ場では商人ロレンスとして地味ながら大活躍。分かりづらいけど、今回扱った商品は情報だろう。
ホロの故郷が近づくにつれ、なんとなく敵みたいなものが出てきそうな予感。そうなるとロレンスの出番はなくなるんじゃないかと心配してみたり。でも、きっとそんなことはないに違いない。

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イヴは夜明けに微笑んで

イヴは夜明けに微笑んで 赤青黄緑白の五色から、呼びたいものと同じ色の触媒を介し、賛来歌を詠うことで、その存在を招く名詠式。クルーエルは、その名詠式を学ぶ学校に通っていた。ある日、年下の少年ネイトが転校してくるが、彼は、五色のどれでもない夜色名詠を目指していた。
ラノベ365日さん、お勧めの逸品。
本編のお話の前に、ちょっと前のお話がプロローグであるのだが、これが良い感じに全体の雰囲気を高めている。帯に「切なさのサファイア」とあるけど、まさにその通り。
それでいて、スペクタクル的要素もあって、お話もさることながら、その様子が映像としても浮かんでくる。クライマックスの画面展開もスピーディで、このまま映画化しても良さそうな感じ。
第18回ファンタジア長編小説大賞の佳作だとか。シリーズタイトルとして「黄昏色の詠使い」があるわりに、これだけで完結して、これでもかってくらいに見せ場が多かったのはそのためか。もしかしたら続きが出るかもしれないような雰囲気もあるみたいで、楽しみなのだけど、これだけ完成しちゃってると、続きのハードルが高くなるんじゃないかなぁ。

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刀語 第二話 斬刀・鈍

刀語 第2話 その男は、刀を腰に差したまま眠っていた。彼の名は、宇練銀閣。斬刀・鈍の現在の所有者である。そこに、真庭忍軍の頭領の一人、逆さ喋りの白鷺が、斬刀・鈍を奪いに現れるが…。
第二話のターゲットは斬刀・鈍。その名と裏腹に、斬ることに特化した刀。で、持ち主は居合いの達人。鑢七花は無刀でどう挑むのかってところだが、思ったより賢い。刀を持つ相手に刀無しで立ち向かうためか、技もそうだが、戦い方のようなものも虚刀流にとって重要なのだな。
お話とは直接関係ないが、若干メタな文章が多いなぁ。ちょっと気になる。
ついでに、居合いと言えば、人斬り抜刀斎だよね。でも、だいぶ宇練銀閣は戦い方が違うようだ。
  • 西尾維新: 刀語 第二話 斬刀・鈍, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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スプライトシュピーゲルI

スプライトシュピーゲル 1 「オイレンシュピーゲル」と同じ世界、舞台。もう一組の少女たちの物語。同じ作者で、同じ設定だけど、だいぶ雰囲気が違うなぁ。
こちらの方がキャラが濃い感じ。
名前の出てくる明確な敵というか目標のような存在が「オイレンシュピーゲル」と重なるのだが、(一応)別の出版社で、別のシリーズなのだがどうなっていくのだろう。
文中に=とか/とかの記号がいっぱい。あとがきによれば、これは読むのではなく、見るのだとか。若干、読みづらいというか、勢いが削がれるな。慣れると、逆に文章のスピード感みたいなものが増すかもしれないけど。
  • 冲方丁: スプライトシュピーゲルI Butterfly & Dragonfly & Honeybee, 富士見ファンタジア文庫, 富士見書房, 2007. (bk1)

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オイレンシュピーゲル壱

オイレンシュピーゲル 1 かつてのウィーン、2016年のオーストリアの首都ミリオポリスでは、超少子化による人材不足から、11歳以上の全市民に労働の権利を与えていた。さらに、肉体に障害のある児童には、無償で機械の体を与える政策を発表、その子供たちの一部に〈特殊転送式強襲機甲義肢〉通称〈特甲〉を与え、治安維持に当たらせていた…。
「ガンスリンガー・ガール」みたい、で〈特甲〉は「プリンセス・プラスティック」みたい、って言ってしまうと身も蓋もないが、冷静に考えるとかなり醜悪な世界だなぁ。
物語はそんな世界の警察組織に所属する三人の少女の活躍を描く。「ザ・スニーカー」に掲載されていた三話を収録。それぞれ、少女たち一人ずつがメインとなっていて、まぁ、紹介編っていうところかな。アクションシーンは良い感じだが、物語はまだ未知数。
面白いのは同じ世界の別の話が富士見書房から「スプライトシュピーゲル」というシリーズで同時に刊行されていること。こちらとの違いがどんな感じか楽しみ。
  • 冲方丁: オイレンシュピーゲル壱 Black & Red & White, 角川スニーカー文庫, 角川書店, 2007. (bk1)

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獅子たちはノアの方舟で

獅子たちはノアの方舟で 株のトレーダーとして凱旋帰国した鏑木ミチルが気が付くと、目の前には彼の秘書が殺されていた。しかも、彼にはその直前の記憶がない。事件現場に来た刑事・花枝比沙子は上司が現場の調査もせずに鏑木を逮捕したことに抗議する。直後に彼女に自宅謹慎の処分が。憤る彼女は、以前の仇敵ともいうべき獅子堂・セバスチャン・美弥古に鏑木の弁護を依頼する。
このシリーズは基本的に理不尽な大人(権力)に対する抵抗がテーマなのだな。今回も、そんな感じ。それ故、嫌な奴が登場してしまうのは仕方のないことなのか。最終的には主人公の勝利にはなるものの、いまいち爽快感がないなぁ。
前巻を読んだときはさらっと流してしまったのだが、この世界の日本は、戦争後、かなりの長い時間米国の統治下にあったようで、返還されてまだ10年しかたっていない。このあたりもテーマにかかってくるのかな。
ただ、現時点で出版されているのはここまで。続きを読んでみたい気もするけど、個人的には「GOSICK」の方が優先度が高いかな。

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刀語 第一話 絶刀・鉋

刀語 剣道場で、一人の男の周りを六人の男たちが取り囲んでいた。六人の男たちの手には木刀があるのに対し、中央の男・鑢七花は何も持っていない。しかし、彼は剣を使わない剣法・虚刀流の現当主だった…。
月刊の時代活劇の開幕。四季崎記紀という刀鍛冶の打った12本の刀をめぐるお話。
その刀もそれぞれ普通の刀ではないみたいだけど、登場人物もいかにも伝綺ものって感じのいい具合に壊れた人たちばかりのようで、ワクワクしてくる。
単純に楽しめる活劇ものという意味では零崎シリーズや戯れ言シリーズより素直に楽しめる予感。
  • 西尾維新: 刀語 第一話 絶刀・鉋, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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DDD1

DDD 「悪魔憑き」という精神病が存在する。それは、体にも影響を及ぼし、重度の患者になると肉体が変容し、人間には有り得ない器官が発生する。そんな悪魔憑きの起こす怪事件に石杖所在は「悪魔払い」として関わっていく…。
「空の境界」の、もあるけど、個人的には「Fate/stay night」の奈須きのこの新作。とは言え、3/4はファウストに掲載されていたものなので、読んだことあるんだけど。そういったことで、まだ、つかみきれないなぁ。登場人物も少ないし、決して短すぎるというわけではないのだが。それは、ともかく、小説ならではの仕掛けが面白い。
ところで、「空の境界」は映画化だとか。まだプレサイトだけど、こっちも楽しみ。

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獅子たちはアリスの庭で

獅子たちはアリスの庭で 留学先の米国で、特別弁護士の資格を得た獅子堂・セバスチャン・美弥古は、帰国して高校に編入し、赤点ギリギリな学生生活を送っていた。そんななか、同級生で幼なじみの琴理の友人の兄が、猟奇連続殺人の容疑者として逮捕される。冤罪だと信じる琴理は…。
装丁が変わるまえの富士見ミステリー文庫での桜庭一樹。ちょっと現実にはあり得なさそうな設定だったけどなかなか面白かった。「逆転裁判」ってこんな感じなのだろうか。しかし、嫌な奴とか馬鹿な奴が出てくるのはマイナスだなぁ。
シリーズになっていて、どうも裏の話もありそう。ただし、今のところ後一冊しか出ていないので、そっちはあんまり期待できないかも。

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夜明けのブギーポップ

夜明けのブギーポップ 口絵を見て、短編集?かと思ってしまったが、そうではなかった。時間があちこち飛ぶのでそう感じたみたい。
タイトル通りブギーポップの誕生というか最初の事件ということらしい。のだが、明確にここで生まれたって感じじゃないなぁ。一部登場人物の過去が描かれていたりもあって、なんとなく外伝っぽい雰囲気。
相変わらず、不思議なお話。

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翼は碧空を翔けて2

翼は碧空(あおぞら)を翔けて 2 とうとう戦争が始まってしまったエグバードとロートリンゲン。セシルの飛行船も軍に提供することになる。反戦運動に参加しているランディは、そのことでセシルと反発する。一方、アンジェラは“高貴なる者の義務”を果たすべく、国防夫人の会の会長を務め、精力的に活動していた…。
全三巻の二巻ということで、起承転結の承と転のさわりくらい。今回、戦争中ということで、アンジェラが二人に会うことはなかったけど、次の最終巻でどうなるか楽しみ。
なんとなく、飛行船は導入の小道具的な扱いかなと思っていたのだけど、影の主役といったふんいき。しかし、やっぱりタイトルは「翼」なので、最終巻は飛行機なのか?

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私と月につきあって

私と月につきあって ゆかり・マツリ・茜の3人はフランスと合同で月に行くミッションのため、エールフランスのエアバスで、南米の仏領ギアナに向かっていた。その飛行機で食中毒が発生し、彼女らが着陸をする羽目になる。そのとき、サポートのために来た戦闘機に乗っていた少女とゆかりが衝突するが、彼女はフランスチームのリーダーだった…。
ついに月です。次々にトラブルに見舞われるのは、いつものことで、でも、それを克服・解決していく様がこのお話の醍醐味だなぁ。
彼女たちだけでなく、地上のクルーの心意気もこのお話の好きなところ。フランスチームのボスの「みんな聞け!彼女たちは月に行く。全力をあげてサポートしろ!」で、泣けます。
さて、再刊分はここまで。これで終わらせるのはもったいない。続きを期待したい。

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神曲奏界ポリフォニカ まぁぶる

神曲奏界ポリフォニカ 「神曲奏界ポリフォニカ」の短編集ということで、赤白黒それぞれ一つずつに初お目見えの青も。
青の本編はもうすぐ出る予定。しかし、この青のノリはどうかなぁ。ちょっと合わない気がする。最後の方で少しフォローめいた記述があるので、それに期待して一応読んでみよう。
黒は本当に番外特別編って感じで、影の主役は婦警のマニエティカさん。ほのぼの良いお話になってます。
白は本編エピソードに入っても違和感ないお話。なんか、プリムローズお嬢様がますます黒くなっている。なんとなく大道寺知世ちゃんを思わせるのは何故だろう。知世ちゃんはあんなに黒くはないのに。
赤もちょっと本編に関わりそうな重要なエピソードと言ってもいいかも。それ以外にも、この本の黒と白との関わりがあって、ちょっとニヤリとさせられる。これも、最後に入校(白のあとがき参照)故の技でしょう。

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フェイト/ゼロ(1)

「聖杯戦争」、それは、どんな望みでもかなえるという聖杯をめぐって、7人の魔術師と7人の英霊が殺し合う、一つの魔術儀式。前回から60年。今、第4次聖杯戦争が始まろうとしていた…。
Fate/stay nightの10年前、完全にイレギュラーだった第5次聖杯戦争の原因となった第4次聖杯戦争を描く、いわば、Fate の前日譚。それ故のZeroなのだろう。奈須きのこではなく、別の会社の虚淵玄が書いてるところも興味深い。奈須きのこは、「空の境界」しか読んでいないが、そのとき思ったのは、この人は小説家よりシナリオライターとしての方が良いなということ。なので、今回、違う人が書くのにかなり期待していたが、これが大当たり。凄く良い。
全4巻が予定されているらしいが、ちょっと気になるのは、バッドエンド目指して書かれているらしいこと。確かに、そうなるんだろうけどちょっとなぁ。セイバーがいじめられるらしいし。それほどひどくならないことを望みつつ、続きを待とう。
この本、残念ながら、一般の書店には流通しない。おしいなぁ、こんなに面白いのに。「レアルタ・ヌア」に会わせて一般にも販売しないかなぁ。

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化物語

化物語 下 化物語 上 講談社から、新しいレーベル(と言っていいのか?)講談社BOXが登場。その第一弾として当然のように起用されたと勝手に類推している西尾維新だ。
上巻の「ひたぎクラブ」、「まよいマイマイ」、「するがモンキー」は「メフィスト」に掲載されていたものを加筆訂正したもののようだが、下巻の「なでこスネイク」、「つばさキャット」は特に何も書かれていないな。
それぞれ、いろいろな怪異に遭遇した少女を多分主人公の少年・阿良々木暦が助ける話。というと、その少年が凄そうだが、決してそういうわけではないな。
そういった物語自身も面白いが、その少女たちそれぞれが個性的で、さらに阿良々木との会話が楽しい。いままでの西尾維新の登場人物は、かなり現実離れしたところがあって、それはそれで魅力だったのだが、この本くらいまで日常に近い方が好みだな。個人的には西尾維新のなかのベストだ。
  • 西尾維新: 化物語(上), 講談社BOX, 講談社, 2006. (bk1)
  • 西尾維新: 化物語(下), 講談社BOX, 講談社, 2006. (bk1)

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神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック

神曲奏界ポリフォニカ 突然、一週間の休暇が得られたマナガとマティアは、雪山へ出かける。途中の雑貨屋で知り合った大学生のグループに誘われ、彼らの宿である山荘に行くが…。
雪山で、山荘で、吹雪で、電話線が切れて、完璧な陸の孤島。であれば、事件が起こらないわけがない。このシリーズ、いまままでは犯人はわかっている上で、方法とか、動機とかを解明していくお話だったけど、今回は犯人が分からない。陸の孤島ならそうなるか。
相変わらず人情刑事って感じで、良いなぁ。今のところ、赤白黒のうち、この黒が一番好きだな。

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神曲奏界ポリフォニカ インフィニティ・ホワイト

神曲奏界ポリフォニカ 精霊島音楽院の夏休み、スノウドロップもお嬢様のプリムローズと一緒に地上に戻っていた。地上に戻れば一介のメイドと、スノウドロップは以前のようにお屋敷の仕事をしていた。そんななか、スノウドロップはプリムローズに誘われ、新進気鋭の作曲家ミナギのコンサートに行くが、彼の曲は初めて聴くはずなのに、どこかで聴いたことがあるように思えてならなかった…。
白の二作目。タタラの姓が現れたり、やはり赤とのつながりが見え隠れ。しかし、それよりも、この世界の根幹をなすと思われる事実が明らかに。しかし、それはないんじゃないか。ちょっと受け入れがたいなぁ。できれば、そのまんまでない展開になってほしいなぁ。

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“文学少女”と繋がれた愚者

“文学少女”と繋がれた愚者(フール) 心葉が書くおやつのお話を待つ間、遠子は図書館から借りて読んでいた本の1ページが切り取られていることに気付く。次の日、心葉はクラスメートの芥川が図書館で本のページを切ろうとしているのを見つける。そこに遠子が現れ、何故か、一緒に文化祭で劇をすることに…。
やっぱり、高校で文化部と言ったら文化祭。そんな王道な青春小説ではなく、やっぱり、登場人物の心の闇が焦点になる。心葉の心の内も徐々に明らかになり、段々とこのシリーズが、より面白くなってきた。
琴吹ななせのツンデレと心葉の鈍さも良い感じ。そういうのも含めて、いろいろ詰め込まれてる話なのだが、うまい具合に絡み合っててバラバラな感じが全然しなくてよいな。

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ユーフォリ・テクニカ

ユーフォリ・テクニカ 『水気』の研究者、ネルは東洋人として初めて叡理国の王立技術院に講師として招かれた。しかし、旧態然とした周囲には、東洋人というだけで避けられ、研究員の募集にも応募がない。そんななか、一人の少女エルフィールが応募してくるが、彼女はこの国の王女だった…。
研究者の熱い姿が描かれているのだが、どっちかというと熱血って感じ。それも、エルフィールが。彼女は、怒りをバネにするタイプみたいで、そうなるとどうしても嫌な奴ってのがお話に登場することになって、そういうのを読むのが好きでない私としては、ちょっと辛かった。まぁ、この手の話は最後には大逆転ですっきりってのが王道なので、それを楽しみに読みました。
しかし、暴走科学ファンタジーってなんだ。まぁ、その通りなのだけど。

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とある魔術の禁書目録12

とある魔術の禁書目録(インデックス) 12 大覇星祭での賭に勝った御坂美琴は罰ゲームと称して上条当麻を連れ出していた。しかし当麻はいつものように、さまざまなトラブルに巻き込まれる…。
こういうのをツンデレっていうんですね。やっと、御坂の話と思いきや、やっぱり素直には終わってくれないのです。ということで、以前と同じく今回は前編といった感じで、次巻に続いてしまった。こういう場合はタイトルをなんとかしてくれないだろうか。続けて一気に読みたいのだよ。

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神曲奏界ポリフォニカ ストラグル・クリムゾン

神曲奏界ポリフォニカ 天国変と地獄変の合奏を聴いてしまったためか、コーティカルテは大人のままになってしまった。本来の姿ではあるが、その姿では不安定になってしまう。フォロンは力尽きるまで、コーティカルテのために演奏を続ける…。
ということで、「スパーティング・クリムゾン」の続きというか、この二つ合わせて一つの話だよね。
マナガがちゃんと登場したり、精霊島の名前が出たり、黒と白との絡みも増えつつあって楽しい。

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BLOOD+03 ボーイ・ミーツ・ガール

BLOOD+ 03 アニメは既に終了。完全ノヴェライズなので、そのまんまなわけだが、この巻は、ちょうど節目にあたる赤い盾の本部の沈没のあたり。そろそろ、終局に向けて進むところか。
終わりはわかってるんだけどねぇ。多分、あと1~2巻。最後までつきあおう。

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グロリアスドーン2