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時砂の王

西暦248年、物の怪に襲われた卑弥呼を救ったのは、使令に伝えられる“使いの王”だった。彼は、地球外生命体に襲われ滅亡した未来の地球からのメッセンジャーだった…。
壮大な時間SF。時間ものというと最近は梶尾慎治をよく読んでたけど、それとはまた違ったスケールのお話で、よりSF的という感想を持った。
ハードな叙事詩の面もあるけど、一人の人格としての“使いの王”を描いているところも良いな。
割と薄い本なのだが、こういうテーマだと、海外SFなんかは妙に厚くなりそうだな。これくらいの厚さの方が読みやすくていいけど。

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マリア様がみてる キラキラまわる

祐巳と祥子のリベンジ遊園地デート。三年生を送る会の勢いで、いつものメンバー全員で行くことに。当日、祐巳の家に迎えに柏木の運転する車で現れた祥子だったが…。
まぁ、予想通り、全作のお勉強さっちゃんは運転免許のためだったのだけど。
若干の姉妹間のトラブルとそれの解決って感じで、なんか、このシリーズ延々と続きそうな様子が醸し出されてるなぁ。あまりに人気が出すぎて、終わらせ方を迷っているんじゃなかろうか。飽きたわけではないけど、このマンネリ感をなんとか打ち破ってほしい。
なぜか唐突に志摩子さんの出生の秘密が明らかになったりしてたけど、これは何かあるのかなぁ。
  • 今野緒雪: マリア様がみてる キラキラまわる, コバルト文庫, 集英社, 2007. (bk1)

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煌夜祭

十八諸島の世界を巡り、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩く語り部。彼らは、年に一度の冬至の夜、島主の館に集い、夜を徹して話しをする。それが煌夜祭。その年、すでに住むものいなくなった島に二人の語り部がやってきた…。
〈本の姫〉は謳う」がなかなか良かったので、他の本もと思って読んでみた。あとがきでは、この時点で「〈本の姫〉は謳う」はすでに書き始めていたみたい。
なかなか大がかりな箱庭世界が舞台で、目次とか書き出しから、短い話がいっぱいな感じかなと思ったら、背後に深いテーマがあったりで堪能できた。これはこれで完全に完結してる話なので、それも美しさの要因かもしれない。

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踊る世界、イヴの調律

休み明けの試験中、クルーエルが倒れる。保健室に運び込まれるが、いっこうに目を覚ます様子がない。ネイトはずっと付き添って看病をするが…。
さらにいろいろと伏線が現れ、なかなか複雑な物語になってきて、どんな展開になるか楽しみ。その分、物語としてはあんまり進んでないけど、それでも見せ場はいっぱいで一気に読めるけど、そうするのがもったいないっていう良い状態だった。
どうも次が一つの山場になるらしいので、二月刊行が今から楽しみ。

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神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター

街のゴロツキに襲われかけている少女を見かけ、助けに入ったレオン。ゴロツキを追い払ったレオンを見た彼女は、その姿を確認して叫ぶように言った。「お願い!妹を助けてください!!」
黒シリーズで、準主役級のレギュラーになりつつあるレオンの物語。外伝的な扱いなのか色はなし。でも、イラストも違う人とは思わなかったな。
黒は警察、こちらは探偵ってことで、似たようで全然違うところがおもしろい。裏表紙には「新シリーズついにスタート」ってあるけど、これで終わりではないってことか。期待していいのかな。
ところで、ここのところ黒シリーズしか出ていないように思うんだけど、他の色はどうなったの?

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暗黒は我を蔽う 夜の騎士

〈向こう側〉から戻ってきた市警の騎士ベン。日常が戻ったかに見えたが、突如シティに墜ちてきた流星によって、また…。
「暗黒は我を蔽う」の完結編であり、「マジカル・シティ・ナイト」の最終巻。長かったな。
最近の朝松健は時代物が多いけど、デビュー当初は魔術ものが多かった。その魔術ものの最後のシリーズがこれになるのかな。どっちかというと魔術ものの方が好きなので、ちょっと残念。あれ、「マジカル・ウォーリア」って完結してたっけ?

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図書館革命

敦賀原子力発電所でテロが発生した。メルトダウン等の最悪の事態は避けられたが、襲撃者は全員奥歯に仕込んだ毒で死亡。事件の詳細は闇の中だった。そんな中、その事件はある小説と状況がそっくりだったことがわかる。メディア良化委員会はその小説の作者に対して自由な著作を許すわけにいかないと身柄を確保しようと動き出す…。
なんとなく、まだまだ続くと思っていた「図書館戦争」シリーズだが、これで完結。
完結編ということでちょっとだけ大きな動きもあって、その辺も読んでいてワクワクしたところ。
帯による、2008年TVアニメ化決定とか、マンガも二つ連載とか、いろいろ展開しているようだ。
シリーズ全体を通して、恋愛ものであったり、ポリティックフィクション的であったり、アクションものであったり、いろいろな面があるお話だったが、それらがつぶし合うことなくバランスがとれててよかった。
図書館てあまり利用せず、読みたい本はだいたい買うのだけど、毎回巻頭にある「図書館の自由に関する宣言(日本図書館協会)」はかっこいい。図書館に行ってみようかって気にさせる。

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ひぐらしのなく頃に 第二話 ~綿流し編~

第一話のあの終わり方から、第二話はどうなるんだと思ったら、ある意味別の話じゃないか。アドベンチャーゲーム系でよくある、一回クリアすると別ルートへの選択肢が増えて、別のエンディングにいける、みたいな。
一巻で挫折気味だったが、とあえることをきっかけに、もう一度手を出してみることにしたが、こんな風にやり直し的な話だったのと、一巻で描かれていた設定的な部分が省かれてることで、この二巻は楽しめた。
これなら三巻もいけそう。
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に 第二話 ~綿流し編~(上), 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)
  • 竜騎士07: ひぐらしのなく頃に 第二話 ~綿流し編~(下), 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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刀語 第十二話 炎刀・銃

右衛門左衛門の持つ炎刀・銃に撃たれたとがめ。それを見た七花は絶叫する。そして右衛門左衛門にい詰め寄ろうとするが、撃った理由はとがめの正体を知ったため。正体を確信したのは七花の不振な挙動だったと言われてしまう…。
一年間、毎月一巻の刊行されてきた「刀語」ついに完結。
基本的には毎回一つの刀を蒐集する話なのだが、正直なところ、当初、こういう刊行形態じゃなくてもいいんじゃないかと思ってた。刀を集めるだけの話ではないだろうし、そうすると後半では毎回一本というのは破綻するんじゃないかと。しかし、全巻読み終わって、この形態はテレビシリーズを見てるみたいで、これはこれでアリだなと思った。
最終回のこの終わり方は、物語としてはいいと思ったんだが、とがめの扱いに若干不満。もうちょっと、こうハッピーエンドにできなかったものかと。
  • 西尾維新: 刀語 第十二話 炎刀・銃, 講談社BOX, 講談社, 2007. (bk1)

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とある魔術の禁書目録14

大覇星祭が終わって、学園都市は日常に戻るかと思ったら、「迎撃兵器ショー」などきな臭いプロモーションイベントが開催されていた。一方世界ではローマ正教徒による判科学デモが各地で起き始めていた…。
直前が短編集だったので、本編は結構久しぶり。ここに来て、いまさらって感じで当麻の正体みたいなのが重要なテーマとして浮上してきた。もしかしたら、ここまではプロローグだったのってくらいな勢いで物語が進んでる。
そのあおりを受けたのは、もしかしたらインデックス?今回出番なし。ついでに、美琴?かろうじてってくらいしか出番なし。
もしかしたら、美琴は「とある科学の超電磁砲」で主役なんで本編の出番減ったりってこてゃないよねぇ。
いろいろ展開してるようで、マンガとして「とある科学の超電磁砲」の他に「とある魔術の禁書目録」も出てます。こちらは本編のまんまなのかなと思って買ってないが、レールガンの方は外伝ということで新しいお話を期待して購入。これはアタリです。

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オフィス・ファントム File2 史上最悪の奪還

インド洋に派遣された海上自衛隊の最新鋭イージス艦「しらぬい」が連絡を断った。早速捜索隊が派遣され、しらぬいは見つかるが、乗組員は一人も残っておらず、その消えたよすはマリーセレスト号事件のようだった…。
「オフィス・ファントム」シリーズ二作目。サブタイトルは「史上最?」で固定かな。
冒険アクションものとして素直に楽しめて良い感じ。
ちょっと残念なのは、登場人物が前回と同じこと。二巻目くらいだとまだなのかな。もうちょっと巻が進むといろんなメンバーが出てきて楽しめるのかもしれない。
  • 赤城毅: オフィス・ファントム File2 史上最悪の奪還, NON NOVEL, 祥伝社, 2007. (bk1)

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可憐放送部 導かれた解答

突如不気味な放送が流れたカレン坂高校。その時放送室で何者かに襲われた愁也は、その日の記憶がなくなっていた…。
「カレン坂高校」の二巻目。一巻目を読んで、続きが気になって読んでみたのだけど、あんまり謎とか展開がないなぁ。対象年齢をかなり逸脱してるのが問題かもしれないが、いまいちのめり込めない。まだ、完結してないので、続きは気になるのだが…。

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不気味で素朴な囲われた世界

串中弔士は日常揺るがしたかった。わざとお弁当を忘れてみたり、だれかに告白しようとしてみたり。そんななか、彼の通う中学校で殺人事件が起こった…。
「きみとぼくの壊れた世界」と世界を同じくするミステリー。なのだが、それよりも個人的には、言葉遊びの方が面白かった。特に最初の方の弔士とその姉の小串のやりとりは電車の中で読めないくらい笑えてしまった。楽しむという面ではそれで十分だけど、それだけだったら物語じゃなくなるってのが惜しいところだ。
  • 西尾維新: 不気味で素朴な囲われた世界, 講談社ノベルス, 講談社, 2007. (bk1)

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悲しき人形つかい

天才肌で社会的常識のない機敷埜風天と常識的な中岡祐介は高校時代からの親友だった。お互いの長所短所を補い合うような形で困ったことがあれば連絡し合うような、いわば共生関係にあった。その風天が住んでいるアパートの不動産屋からクレームが入った。同じアパートの住民から、騒音がうるさいと言われたのだ。それは「脳波誘導ボディフレーム」という、脳波を受信して人の動作をサポートする介護支援機器の開発によるものだった。開発を続けるため、引っ越した先は、二組のヤクザが抗争を繰り広げる超危険地域だった…。
ここのところ時間ものが多かった梶尾真治だけど、タイトルからは想像できなかったけど、もしかしたら久々なスラップスティック系のお話。帯に「やりのこしたことがあるでしょう。生きているふりを、してください。」なんてあったり、このタイトルだったりでウルウル系を想像したんだけど。そういう先入観があったせいか、妙に構えて読んでしまったかも。もっとバカな話だったら、途中でそのつもりになれたかもしれない。その先入観のせいもあるけど、なんとなく中途半端な感じだった。
  • 梶尾真治: 悲しき人形つかい, 光文社, 2007. (bk1)

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